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2021.1.15 04:56

【京成杯】勢いそのまま!タイムトゥヘヴン豪快追い

タイムトゥヘヴン(左)は美浦Pコースで先行した僚馬に馬なりで1馬身先着した(撮影・田村亮介)

タイムトゥヘヴン(左)は美浦Pコースで先行した僚馬に馬なりで1馬身先着した(撮影・田村亮介)【拡大】

 京成杯の追い切りが14日、東西トレセンで行われた。美浦では桜花賞馬キストゥヘヴンの息子タイムトゥヘヴンが、Pコースで5ハロン64秒3-12秒0を馬なりでマーク。前走は今回と同舞台の未勝利戦で8馬身差の圧勝を飾っており、勢いに乗った良血馬が一気に重賞制覇を狙っている。

 母譲りの爆発力でスターダムへ駆け上がる。前走圧勝の勢いそのままに、タイムトゥヘヴンが豪快な動きを披露した。

 寒さが緩んだ午前10時過ぎ。穏やかな陽光を浴びながら、鹿毛のロードカナロア産駒は美浦南馬場のポリトラック(P)コースに姿を現した。4馬身ほど先行したキュン(未勝利)との差をゆったりと詰め、脚力の違いを誇示するように残り1ハロンで早くもスッと前へ。そのまま1馬身差をつけてフィニッシュし、馬なりで5ハロン64秒3-12秒0の好時計をマークした。

 「馬自身にやる気があって、しまいで抜け出してからも気を抜かずに走っていました。前走後もダメージがほとんどなく、いい状態でレースに向かうことができます」

 手綱を取った斎藤助手が好感触を伝える。今回と同じ中山芝2000メートルの前走は、直線入り口で先頭に立つと後続に8馬身差の独走劇。勝ちタイム2分3秒0(良)も同日のGIホープフルSに0秒2差と優秀だった。デビュー2戦は出遅れたり内にモタれたりと幼さを見せて勝ち切れなかったが、ようやく真の能力を発揮した。

 同じ戸田厩舎に在籍した母キストゥヘヴンは2006年の桜花賞馬。デビュー当初は2着続きだったが、4戦目に初勝利をつかむとフラワーC、桜花賞と一気の3連勝を飾った。3戦目で初勝利を飾った息子にも同じような大ブレークの予感が漂う。これまでの産駒は母から受け継いだ気性の激しさが災いして大成できていないが「タイムは激しいところもあるけど、我慢が利いている。気性がいい方に出ていると思います」と同助手は頼もしげな視線を送る。

 皐月賞の舞台で争われるクラシックへの登竜門。「まだ子供ですが、使いながら競馬を覚えていってくれている。重賞でいい結果を出してくれれば、その先が見えてくると思うので期待しています」。東の新星がその実力を満天下に知らしめるときだ。(漆山貴禎)

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