中央競馬:ニュース中央競馬

2021.1.15 05:00

【日経新春杯】ヴェロックス鋭伸!3頭併せ最先着

ヴェロックス(奥)が栗東CWコースで鋭い伸びを見せ、3頭併せで最先着(撮影・岩川晋也)

ヴェロックス(奥)が栗東CWコースで鋭い伸びを見せ、3頭併せで最先着(撮影・岩川晋也)【拡大】

 日経新春杯の追い切りが14日、東西トレセンで行われた。栗東では、一昨年のクラシック3冠で全て3着以内に入ったヴェロックスが、CWコースでの3頭併せで最先着。内から鋭い反応をみせた。脚部不安もあり昨年は2走のみだったが、万全の態勢で臨む年明け初戦。初の重賞Vを手に、GI戦線に殴り込みをかける。

 鋭い伸びが、今年の飛躍を予感させた。重賞初制覇を目指す5歳馬ヴェロックスが、栗東CWコースでの3頭併せで最先着。中内田調教師が納得の表情を浮かべた。

 「いい調整過程を踏めています。馬のデキは上がっているし、きょうは整える程度です」

 朝一番に馬場入りし、前を行く僚馬2頭を追いかける形で道中を追走。直線入り口で先頭に並びかけると、内から抜群の手応えで、加速をみせた。柔らかなフォームでスピードに乗ると、外にクビ、中に2馬身差をつけ、6ハロン82秒0-12秒1で最先着。ゴールを過ぎても調教助手がしばらく手を緩めない、意欲的な攻め馬だった。

 6日の1週前追い切りでも同5ハロン68秒8-11秒9と鋭い伸び。「ここまで在厩調整で、先週もいい動きをしてくれました。雰囲気も良かったですし、しまいの伸びもいつものヴェロックスという感じでした」と指揮官が太鼓判を押した。

 9カ月半ぶりに実戦となった前走の中日新聞杯は、1番人気に支持されたが直線で伸びあぐねて3着。「長期の休み明けだったぶんだと思います。使って良くなっていると感じています」と、ひと叩きして上昇ムードが漂っている。

 3歳時にはクラシック3戦全てに出走。皐月賞でアタマ差の2着となると、日本ダービー、菊花賞ではともに3着と、世代最上位の能力を証明した。それを思えば、いまだ重賞勝利がないのが不思議なほど。4歳シーズンは脚部不安もあって2戦0勝に終わっただけに、今年にかける思いは強い。

 「春は大きい舞台に立ってほしいので、ここでいいステップを踏んでほしい」と中内田調教師。同世代の牡馬は昨年、GIで1勝も挙げられなかった。復活を期す2021年は、重賞初制覇からGIの大舞台へ。皐月賞2着馬の逆襲が、始まる。(山口大輝)

★日経新春杯の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載