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2021.1.14 04:46

【沢田康文の欧州リポート】名牝ゴルディコヴァ死す

2009年仏GIジャックルマロワ賞優勝時のゴルディコヴァ。ペリエ騎手(右から2人目)は最強の評価を与えた(撮影・沢田康文)

2009年仏GIジャックルマロワ賞優勝時のゴルディコヴァ。ペリエ騎手(右から2人目)は最強の評価を与えた(撮影・沢田康文)【拡大】

 フランスの名牝ゴルディコヴァ(愛国産、父アナバー)が5日、この世を去った。16歳だった。2008~10年のブリーダーズCマイル3連覇を含むGI14勝は、欧州平地調教馬の史上最多記録。4連覇を目指した11年のBCマイル3着がラストランとなり、引退後はアイルランドで繁殖生活を送っていた。

 通算27戦17勝。全レースに騎乗したオリビエ・ペリエ騎手がコンビを組んだ数多くの名馬の中から最強として挙げるのが、1997年凱旋門賞馬パントレセレブル、シンボリクリスエス、10年キングジョージVI&クイーンエリザベスSの覇者ハービンジャー、そしてゴルディコヴァの4頭だ。

 牝馬の名マイラーということで、現役時代はGI10勝のミエスクと比較されることが多かったが、管理するフレディ・ヘッド調教師は「(自身が騎乗した)ミエスクを超えた存在」と賛辞を贈っていた。

 産駒は7頭で5頭が牝馬。2番子のテッラコヴァ(父ガリレオ)が17年に仏GIIIクレオパトル賞を勝ち、仏オークスで3着に入っている。後世まで血統が紡がれていくことを祈りたい。 (在仏競馬記者)