Deep開発者の「シンザン記念」回顧&「京成杯」展望【拡大】
10日のシンザン記念は4番人気のピクシーナイトが逃げ切り。父モーリスにとっても産駒の重賞初Vとなりました。
前走は大きく出遅れたうえに、道中で挽回を試みると折り合いを欠いてしまうというちぐはぐなレースでしたが、勝ち馬から0.4秒差の3着と力は示していました。
※Deepの馬柱でピクシーナイトの前走部分を押すと現れる画面の一部
自分は前走の内容を映像でしっかり見ていましたし、前走後の福永騎手のコメントもかなり強気だったので注目していました。さらに今回のレース前コメントで「ゲート練習もした」と書かれていたので、馬券的にも厚めに流していましたが軸選びに失敗。前回と比較して調教タイムが格段に速くなっていた8番人気のルークズネスト(2着)も買っていただけに、ボックスにしなかったことが非常に悔やまれます。
ちなみに持論ですが、大型馬と小柄な競走馬を比べると、前者の方が出遅れの挽回に必要なエネルギーは大きいはずです。同様に道中の不利による急ブレーキ&再加速に関しても、大型馬の方がより負担がかかると思います。今回のピクシーナイトのように、出遅れや不利があった超大型馬の次走は、特に注意すべきだと考えています。
話はそれましたが、福永騎手が言う通りピクシーナイトはいずれ大きな舞台でも勝負になる馬でしょう。雄大な馬格に対して成長が追い付いていないようで、体つきはまだまだ緩く映りますが、それでもあの相手に強いレース。かなりの評価を与えられると思います。
今週の日曜(17日)は中山競馬場でGIII京成杯が行われます。
京成杯の特別登録馬柱(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
今のところ本命はヴェローチェオロの予定。新馬戦の勝ちっぷりがよかったので、ずっと注目してきました。この馬はやや小走りな感じで、小回りや荒れ馬場、消耗戦が向いている印象です。
3走前は直線で大きな不利、前2走は得意とは思えない高速馬場でのレースとなり結果は残せていませんが、今回は違うはず。コースや距離は合いそうですし、今のパワーが必要な馬場状態もプラスでしょう。同日の中京競馬場で行われる梅花賞(1勝クラス)と両にらみのようですが、中京もようやく時計がかかり始めたので問題はなさそう。いずれにしても本領発揮に期待します。(Deep開発チーム・岡本)