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2020.12.23 13:48

【有馬記念】20年の中央競馬を締めくくるドリームレースの注目点はこれだ!(1/4ページ)

有馬記念史上最多の得票数を記録したクロノジェネシス(左手前)

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★有馬記念史上最多の得票数を記録 ファン投票1位はクロノジェネシス

 12月27日、中山では第65回有馬記念が実施される。今年のファン投票はクロノジェネシス(牝4歳、栗東・斉藤崇史厩舎)が1位となり、同馬の得票数21万4742票は1989年にオグリキャップが記録した従来の最多得票数19万7682票を更新する歴代最多得票数となった。今年の有馬記念には、クロノジェネシスの他にファン投票2位ラッキーライラック(牝5歳、栗東・松永幹夫厩舎)、4位フィエールマン(牡5歳、美浦・手塚貴久厩舎)、6位キセキ(牡6歳、栗東・角居勝彦厩舎)、9位ワールドプレミア(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)、10位ブラストワンピース(牡5歳、美浦・大竹正博厩舎)とファン投票トップ10のうち6頭が出走を予定しており、ドリームレースに相応しい熱戦が期待される。

 今年の有馬記念は2016年以来、4年ぶりに中央競馬の年間最終開催日に実施されるが、1年を締めくくるグランプリ・有馬記念を制すのはどの馬だろうか。なお、12月27日に実施された有馬記念は波乱の決着が多く、過去6回で1番人気馬が未勝利となっている。

★牝馬の活躍が目立った2020年 有馬記念には5頭の牝馬が登録

 今年の牡牝混合GIでは高松宮記念、大阪杯、安田記念、宝塚記念、スプリンターズS、天皇賞・秋、マイルCS、ジャパンCの8レースで牝馬が勝利を挙げ、高松宮記念、大阪杯、安田記念ではワンツーフィニッシュを決めている。牡牝混合GIにおいて牝馬が年間8勝を挙げたのはグレード制が導入された1984年以降では初めてで、牝馬の活躍が目立った一年となったが、今年最後のGIとなる有馬記念でも勝利を挙げることができるだろうか。

 今年の有馬記念には、クロノジェネシス(牝4歳、栗東・斉藤崇史厩舎)、ラヴズオンリーユー(牝4歳、栗東・矢作芳人厩舎)、ラッキーライラック(牝5歳、栗東・松永幹夫厩舎)と3頭のGI馬に加え、GIで2着3回のカレンブーケドール(牝4歳、美浦・国枝栄厩舎)、前走のエリザベス女王杯で2着に入ったサラキア(牝5歳、栗東・池添学厩舎)と5頭の牝馬が出走する予定。昨年の有馬記念は牝馬のリスグラシューが勝ったが、牝馬が2年連続で有馬記念を勝てば、1959年ガーネツト、1960年スターロツチ以来、60年ぶりとなる。また、有馬記念で牝馬がワンツーフィニッシュを決めれば、レース史上初めてのこととなる。

★宝塚記念&有馬記念制覇狙うクロノジェネシス 鞍上の北村友一騎手は有馬記念初参戦

 今年の宝塚記念を制したクロノジェネシス(牝4歳、栗東・斉藤崇史厩舎)が、昨年のリスグラシューに続く牝馬2頭目の宝塚記念&有馬記念制覇に挑む。出走馬をファン投票によって決めるドリームレースの宝塚記念と有馬記念双方を制した馬はこれまでに14頭、同一年の宝塚記念&有馬記念を制した馬は10頭を数えるが、クロノジェネシスはファン投票1位の支持に応え、有馬記念を制すことができるかどうか。なお、同馬が中山競馬場で出走するのは今回が初めてとなる。

 また、クロノジェネシスに騎乗予定の北村友一騎手は有馬記念初参戦となる。同騎手は12月21日現在、中山での重賞勝利はないが、初勝利をグランプリ・有馬記念で挙げることができるかどうか。

★登録馬中最多のJRA・GI4勝 ラッキーライラックは福永騎手との新コンビで参戦

 今年の有馬記念には8頭のJRA・GI勝ち馬が登録しているが、中でも最多のJRA・GI4勝を挙げているのがラッキーライラック(牝5歳、栗東・松永幹夫厩舎)。同馬は、2歳時に阪神JFを制した後、GI制覇から遠ざかったが、4歳秋のエリザベス女王杯でJRA・GI2勝目を挙げ、今年は大阪杯、エリザベス女王杯と2つのGIタイトルを手にしている。ラッキーライラックには、“テン乗り”となる福永祐一騎手が騎乗する予定だが、さらにGIタイトルを上積みすることができるかどうか。Vなら、牝馬のJRA・GI5勝はグレード制が導入された1984年以降で7頭目となる。なお、福永騎手は有馬記念を勝てば、8大競走完全制覇へ、天皇賞・春を残すのみとなる。

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