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2020.12.17 16:00

相沢師コラム・トレセン365日WEB版(138)~井上敏樹騎手の熱い思い・カッティングロック

井上敏樹の手綱で挑むカッティングロック

井上敏樹の手綱で挑むカッティングロック【拡大】

 先週の香港国際競走は日本の馬が大活躍をみせました。

 出走した3競走のうち、2つのレースで日本馬が勝ち、香港カップではワンツーフィニッシュを達成しました。

 日本人騎手でただひとり、現地へ乗り込んだ松岡騎手のウインブライトは2着。3年続けて勝ちに等しい走りができたのですから、力は十分に見せたといえるでしょう。

 香港での熱い戦いの一方で、こちら日本はいよいよ、本格的な寒波が到来しています。このところ暖冬が続いている印象ですが、果たして今年の冬はどうなるかわかりません。

 みなさんもご承知の通り、先日美浦トレセンではある厩舎の厩務員が新型コロナウイルスに感染してしまいました。心配していたことが現実になってしまったわけですが、厩舎サイドなどが最善の対処をしたこともあり、クラスター発生には至りませんでした。なので、開催も無事に続けられています。

 これから本格的に寒くなっていくと、新型コロナは活発になるという説もあります。われわれも引き続き油断せず、感染拡大防止へつとめていくしかありません。例年この時期は各厩舎、忘年会の予定が決まる時期ですが、今年はウチも含めてどこも自粛ムード。静かに新年を迎えることになりそうです。

 さて今週のおすすめを。19日の中山8Rに出走するカッティングロックは井上敏樹騎手が未勝利当時から手綱を取り続けており、前走は1勝クラスでも2着に食い込みました。乗り数の多いジョッキーではありませんが、稽古もつきっきりでつけてくれており、この馬に賭ける思いはひしひしと伝わってきます。ぜひいい結果を出してくれると思いますので、応援よろしくお願いします。

相沢 郁(あいざわ・いくお)

 1959年6月19日生まれ。北海道出身。麻布大学獣医学部で獣医師免許を取得。98年に厩舎を開業。初年度からウメノファイバーが京王杯3歳Sを優勝し、翌年にオークス制覇。2012、13年にJRA賞優秀調教師賞を受賞。これまでにJRA重賞18勝をあげている。趣味はお酒。