無傷の連勝でアイビーSを制したオーソクレース【拡大】
偉業が続いた3週間の興奮が冷めやらぬ、翌週の火曜日には地方でダートの祭典JBCが行われました。
JBCレディスクラシックは叩き合いを制したファッショニスタがラストランを飾り、続くJBCスプリントは地元・大井のサブノジュニアが大金星。そして、JBCクラシックは単勝1.3倍に支持されたクリソベリルが好位から直線で鮮やかに抜け出して完勝。
これでGI・4勝目を挙げ、国内では連勝が続いて8戦8勝。レース後、ノーザンファームしがらきへ放牧に出されましたが、次走は12月6日のチャンピオンズCを予定し、さらには、来年海外へのリベンジも視野にいれているという話も。成長途上でこの強さですから、これからの活躍もすごく楽しみです。
そして、クリソベリルの母クリソプレーズは言わずと知れたGI馬3頭を含む、重賞馬4頭を送り出した名牝。
兄姉と同じキャロットクラブで募集がかけられていた、ラストクロップである父キタサンブラックの子は、残念ながら疝痛で亡くなってしまいましたが、今年デビューしたマリアライトの初子オーソクレースが連勝で、大舞台へ名乗りを上げるなど、まだまだこの一族から目が離せません。(関西競馬エイト・稲垣颯)