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2020.11.2 17:57

【アルゼンチン共和国杯】レース展望

オーソリティは約6カ月ぶりの実戦も54キロの軽ハンデも魅力的で、実力を出せれば古馬一蹴は十分可能

オーソリティは約6カ月ぶりの実戦も54キロの軽ハンデも魅力的で、実力を出せれば古馬一蹴は十分可能【拡大】

 今週末はGIがお休み。日曜の東京メインにアルゼンチン共和国杯(8日、GII、芝2500メートル)が行われる。過去10年の優勝馬から、のちのGIホースが4頭も誕生している伝統のハンデ重賞で、今後の古馬中長距離路線を占ううえで重要な一戦だ。

 主役はただ一頭の3歳馬オーソリティ(美浦・木村哲也厩舎、牡)が務めることになりそうだ。前走の青葉賞をレースレコードで制して日本ダービーへの切符を手に入れたが、のちに左第1指骨の剥離骨折が判明。菊花賞も見送り、クラシック3冠への参加はかなわなかった。約6カ月ぶりの実戦になるが、その鬱憤を晴らすべく調教を積んでいる。10月28日の1週前追い切りではルメール騎手を背にWコースで6ハロン81秒4、ラスト1ハロン12秒6をマーク。54キロの軽ハンデも魅力的で、実力を出せれば古馬一蹴は十分可能だろう。

 天皇賞・春4着のユーキャンスマイル(栗東・友道康夫厩舎、牡5歳)はGIで一度も掲示板を外したことがない。その安定性は魅力的で、GIIのここなら最重量の58キロを背負っても好勝負必至。この馬の最大目標はジャパンC。ここを勝って念願のGI制覇に向け、弾みをつけたい。

 メイショウテンゲン(栗東・池添兼雄厩舎、牡4歳)は宝塚記念で16番人気ながら5着に健闘。重馬場にも対応して、直線ではしぶとく脚を伸ばした。一線級相手でのそのレースぶりは、今後への期待が膨らむ一戦になったといえそうだ。東京では4走前にダイヤモンドS2着があり、コース適性は示している。56キロのハンデを克服できれば勝機はありそうだ。

 重賞で2戦連続3着のサンレイポケット(栗東・高橋義忠厩舎、牡5歳)も侮れない。前走の毎日王冠では勝ち馬には離されたが、直線で外から末脚を伸ばし3着を確保した。2500メートルは初めてだが、東京の2400メートルで勝利しており守備範囲。最近の充実ぶりは明らかで、左回りでは、まだ馬券圏内を外していない。55キロのハンデも味方につけ、重賞初勝利を狙う。

 トーセンカンビーナ(美浦・加藤征弘厩舎、牡4歳)は前走のオクトーバーSで12着に敗れたが、阪神大賞典2着、初めてのGI挑戦となった天皇賞・春で5着に入るなど実力は確かだ。ハンデ55キロも手頃で、叩き2戦目で変わり身を見せれば初タイトルを獲得する可能性もある。

 その他にも、叩き3戦目で一変が期待されるサトノルークス(栗東・池江泰寿厩舎、牡4歳)=ハンデ56キロ=、目黒記念2着のアイスバブル(栗東・池江泰寿厩舎、牡5歳)=ハンデ55キロ=、丹頂S2着のバレリオ(美浦・相沢郁厩舎、牡5歳)=ハンデ55キロ=、地力強化中のサンアップルトン(美浦・中野栄治厩舎、牡4歳)=ハンデ55キロ=と多彩な顔ぶれだ。

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