アルテミスSを制して重賞連勝を飾ったソダシ【拡大】
10月31日の東京11Rで行われた第9回アルテミスステークス(2歳オープン、GIII、芝1600メートル、牝馬、別定、16頭立て、1着賞金=2900万円)は、吉田隼人騎手騎乗の1番人気ソダシ(栗東・須貝尚介厩舎)が好スタートを決めて道中は番手で進めると、直線で後続を突き放して圧勝。タイムは1分34秒9(良)。
前走の札幌2歳Sをレコードで制し白毛馬として史上初となるJRA芝重賞制覇を成し遂げたソダシは、初めての東京コースも難なくこなしてデビューから無傷の3連勝。メンバー唯一の重賞ウイナーが地力を示して重賞連勝を飾った。
1馬身3/4差の2着には後方で脚を溜めて直線追い込んだクリストフ・ルメール騎手騎乗のククナ(2番人気)、さらに1/2馬身差遅れた3着には田辺裕信騎手騎乗のテンハッピーローズ(3番人気)が続いた。
◆吉田隼人騎手(1着 ソダシ)「ちょっとテンションが高くなってきたので、折り合ってリズム良く運べればと思っていました。若干ゲートで苦しがって気も入りすぎていましたが、ゲートを出てからは指示を待ってくれてよかったです。瞬発力勝負になるのは嫌だったので、前々の競馬で自分から早めに先頭に立って抜け出す形で。イメージ通りにいけました」
アルテミスSを勝ったソダシは、父クロフネ、母ブチコ、母の父キングカメハメハという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は金子真人ホールディングス(株)。通算成績は3戦3勝。重賞は20年札幌2歳S・GIIIに次いで2勝目。アルテミスSは、須貝尚介調教師は12年コレクターアイテムに次いで2勝目、吉田隼人騎手は初勝利。