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2020.10.15 16:26

相沢師コラム・トレセン365日WEB版(129)~ためる形なら巻き返しOK・オーケーパッション

相沢郁調教師

相沢郁調教師【拡大】

 先週10日から中央競馬での観客入場が再開。そして、東京でお客様が入った最初のレースを勝たせていただきました。ファンファーレが鳴ったときは、表に出ていたお客様から拍手が起きていました。やはり、待ちに待ったレース生観戦だったのでしょうね。

 入場再開といっても事前にインターネットで指定席を購入された方限定で、発売されている席数は東京でも1000ちょっと。すでに相当数の観客を入れているプロ野球と違ってスタンドやパドックはガラガラで歓声も起きず、馬への影響は全くありませんでした。ただ、やはりファンの目があるというのは大事なこと。私もずっと無観客開催中は競馬場でノーネクタイで通していましたが、先週からしっかり締めるようにしました(笑)。また新たな気持ちで頑張っていきたいですね。

 また、記念すべきレースを勝ったタマダイヤモンドは、京王杯2歳S(11月7日、東京、GII、芝1400メートル)で初めての芝にチャレンジさせます。ダート巧者の多い母系ですが、きょうだいの中でも追い切りの動きは一番。これだけ走るなら芝でもやれるのでは…とひそかに期待しています。

 今週は日曜東京2R(2歳未勝利、芝2000メートル)のオーケーパッションに巻き返してほしいですね。デビュー2戦目で1番人気に推された前走は6着。前に行ったことでしまいに余裕がなくなって止まってしまいました。前走後はひと息入れて東京戦を目標にしっかりと仕上げました。距離も守備範囲ですし、初戦(5着)のように後ろから脚をためる競馬をすれば本来の実力を発揮できると思います。

■相沢郁(あいざわ・いくお)

 1959年6月19日生まれ。北海道出身。麻布大学獣医学部で獣医師免許を取得。98年に厩舎を開業。初年度からウメノファイバーが京王杯3歳Sを優勝し、翌年にオークス制覇。2012、13年にJRA賞優秀調教師賞を受賞。これまでにJRA重賞18勝をあげている。趣味はお酒。