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2020.10.10 11:21

【BLOOD】ハーツ産駒の大型馬サリオス勝負

ハーツクライ産駒の3歳馬サリオス(右)

ハーツクライ産駒の3歳馬サリオス(右)【拡大】

 競馬も時代を経て変化する。少し前までは毎日王冠なんて、天皇賞・秋の前哨戦も前哨戦で、ここの結果が秋天に直結とまでは言わずとも、かなりの度合いで参考になるスーパーGIIだった。

 それが、今はぶっつけでGIに臨むような、“ダビスタ”的なローテだったり、秋天を見据えて使うのが夏の札幌記念だったり…。中2週でGIに臨むのは、主力どころでは少なくなってきた。

 そうしたことを象徴するかのようなメンバー構成。これならサリオスで十分勝負になるだろう。

 3歳世代は決して他世代に比べて強くない、というのは当欄で以前にも指摘したが、コントレイルに次ぐ2番手で、しかも3番手以降を大きく引き離した存在。ハーツクライ産駒ならもっと距離が延びて良さそうだが、体型や500キロを大きく超えた馬体重を見ると、このくらいや、もっと短いところがいいのかもしれない。ここで負けるようなら、コントレイルが世代のなかでは抜けているとはいえ、対古馬となると心もとないことにもなってくる。

 相手はザダル。トーセンラーは2マイルの天皇賞で2着の実績を持ちながら、マイルGIを勝った馬。産駒もバラバラで、スプリント戦を連勝したアイラブテーラーのような馬もいれば、当馬のように、中距離戦を得意とする馬も。9F戦はこの馬にとってベスト舞台だし、展開ひとつだ。

 ▲にダイワキャグニー。言わずと知れた府中大好き馬。以前は道悪が苦手といわれていたが、その道悪で初重賞勝ちを飾ったエプソムC。キンカメ産駒であることを考えれば道悪はもっと走れてもいいはずで、今週の天気も他馬が苦にする分、この馬には有利に働くかもしれない。

 △△にカデナ。ディープインパクト産駒の割には派手さがなく、掲示板に載ろうが載るまいが実直に走り続けるタイプ。どちらかというと母父フレンチデピュティ的な血が出ているのかもしれない。▲同様に他馬が道悪を苦にしても、実直に走れば上位進出の可能性がありそうだ。(夕刊フジ)

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