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2020.9.14 15:55

【セントライト記念】レース展望

実績上位のガロアクリークが春のスプリングSに次ぐ重賞2勝目を狙う

実績上位のガロアクリークが春のスプリングSに次ぐ重賞2勝目を狙う【拡大】

 秋競馬2週目は19(土)、20日(日)、21日(月=祝)の3日間開催で、最終日の中山ではセントライト記念(GII、芝2200メートル)が行われる。1~3着馬に菊花賞(10月25日、京都、GI、芝3000メートル)の優先出走権が与えられるトライアルで、2015年の覇者キタサンブラックが菊花賞を制したのを筆頭に、昨年2着のサトノルークスが本番でも2着に好走。近年は本番と関連が深いレースになっている。ホープフルS2着、日本ダービー3着と世代上位の実力を誇るヴェルトライゼンデが中間の発熱で回避することになり、混戦ムードが漂う。

 ガロアクリーク(美浦・上原博之厩舎、牡)は前走のダービーで6着に敗れたが、このレースの出走予定馬の中では最先着で、実績も上位。今回より距離は400メートル短いが、同じ中山で行われたスプリングSを制すと、皐月賞でも3着に健闘した。父キンシャサノキセキ、母の父キングマンボという血統背景から、春は距離が不安視されていたが、それを払拭するレースを見せている。毎レースなかなか人気にならないが、今回は堂々と主役を張れるだろう。1週前追い切りではGI馬セイウンコウセイとWコースで意欲的に併せ馬を行っている。今後の路線を決める重要な一戦になるが、最後の1冠に向けて好レースが期待される。

 弥生賞優勝馬サトノフラッグ(美浦・国枝栄厩舎、牡)は春のクラシック2戦は5着、11着と敗れたが、今回と同じ中山で行われた弥生賞のレース内容が圧巻。勝負どころで上がっていくと、大外からぐいぐいと伸びて抜け出した。父ディープインパクトを彷彿とさせるレースぶりで、リフレッシュされた今回、弥生賞の再現がなるか、注目される。

 バビット(栗東・浜田多実雄厩舎、牡)は未勝利戦から3連勝でラジオNIKKEI賞を制した。好スタートを決めてハナを奪うと、直線でさらに後続を突き放し、2着に5馬身差をつける鮮やかな逃げ切り。先手を取り、かつラスト3ハロン最速の35秒8の脚を繰り出しており、400メートルの距離延長は問題なさそうだ。

 ヴァルコス(栗東・友道康夫厩舎、牡)は青葉賞で2着に入り、ダービーの優先出走権を獲得した。オーナーで元メジャーリーガーの佐々木主浩氏は牡馬クラシック初挑戦という点でも話題になったが、結果は14着。だが、外枠(17)番の不利もあっただけにGIIなら見直せる。ディープインパクトの甥という血統も魅力的だ。

 青葉賞3着のフィリオアレグロ(美浦・堀宣行厩舎、牡)も侮れない。これまで3戦とキャリアは浅いが、共同通信杯でも3着に入っており、素質の高さはメンバー屈指といっていいだろう。香港ヴァーズと宝塚記念を制したサトノクラウンの半弟という血統背景からも大物が誕生する可能性は十分だ。

 ダート路線で活躍してきたダノンファスト(美浦・菊沢隆徳厩舎、牡)の挑戦も興味深い。初ダートだった5走前の未勝利戦が14馬身差の圧勝。その後も堅実で前走の天の川賞(2勝クラス)を単勝1・5倍の圧倒的支持に応えて快勝した。芝は2戦ともに3着だったが、力をつけた今なら侮れない。先週の京成杯AHを連覇した名手・横山典弘騎手がデビューから手綱を取り続けているのも心強い。

 他では長い距離で安定したレースを続けているリスペクト(美浦・奥村武厩舎、牡)などもマークしたい存在だ。

★セントライト記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載