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2020.9.9 04:56

【田辺裕信 ゆる~い話】“チョーパン”くらって乗り替わり…

田辺裕信騎手

田辺裕信騎手【拡大】

 5日の新潟競馬で乗り替わりとなったことで、ご心配をおかけしました。発表では顔面打撲と頸椎(けいつい)捻挫となっていましたが、一般的に言われる“むち打ち”です。

 今でもまだ少し痛みがあって、負傷した直後から翌日くらいまで首が全く動かなかったんですよ。無理をして乗ったとしても、やはり気になってしまい、パフォーマンスにも影響が出てしまう感じでしたので、レースでの騎乗は控えました。

 状況としては、馬が首を振ったときに、馬の後頭部が顔面に直撃した形で、関係者では“チョーパン(頭突き)をくらう”なんて言い方をするんですけど、まさにそれでした。馬の首は草を食べるために地面に届くだけの長さがあるわけで、上下左右に広い可動域があります。今回のようなことは決して珍しくありません。

 しかも、なかにはよく首を振る馬もいますので、普段から気をつけてはいるんですが、今回は防ぎようがなかったです。ストレートパンチをもらうとこんな感じなのかというくらい、やられた瞬間、記憶が飛んでしまうこともありますし、鼻を骨折したり、あるいは前歯が折れたりするケースもあり、かなり危険なんですよ。

 鼻の骨折も、歯が折れることもありませんでしたが、額や鼻など顔の擦過傷と、口の中がかなり切れてしまっていて、直後はかなりの出血がありました。いまでも、血は出ませんけど、口に水分を入れると傷にしみます。

 それでも徐々に回復していて、だいぶ良くなってきていますので、今週は乗る予定でいます。乗るからには頑張りますので、よろしくお願いいたします。(JRA騎手)

  ※隔週水曜日掲載