札幌2歳Sを制し白毛馬初の芝重賞制覇を果たしたソダシ【拡大】
9月5日の札幌11Rで行われた第55回札幌2歳ステークス(2歳オープン、GIII、芝1800メートル、馬齢、14頭立て、1着賞金=3100万円)は、吉田隼人騎手騎乗の2番人気ソダシ(牝、栗東・須貝尚介厩舎)が直線で早め先頭に立つとそのまま押し切ってゴール。ジャングルポケットやアドマイヤムーンなど、数多くのGI馬を輩出している出世レースを制し、デビューから2連勝。白毛馬によるJRA重賞制覇は昨年のレパードSを制したハヤヤッコ以来、史上2頭目で、芝の重賞は初。祖母のシラユキヒメから続く母子3代の“白毛一族”期待馬が、競馬史にその名を刻んだ。タイムは1分48秒2(良)のレコード。
クビ差の2着にはユーバーレーベン(5番人気)、さらに1馬身3/4差遅れた3着にバスラットレオン(1番人気)が入った。
札幌2歳Sを勝ったソダシは、父クロフネ、母ブチコ、母の父キングカメハメハという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は金子真人ホールディングス(株)。通算成績は2戦2勝。重賞は初制覇。札幌2歳Sは、須貝尚介調教師は13年レッドリヴェール、15年アドマイヤエイカンに次いで3勝目、吉田隼人騎手は初勝利。
◆吉田隼人騎手(1着 ソダシ)「(勝てて)ほっとしています。4コーナーで2着馬(ユーバーレーベン)に来られて早めに動く形になったけど、よくしのいでくれた。2戦目で思ったよりハミ掛かりが良かったし、口向きもこれから課題になりそうだけど、連勝する力がある馬。順調にいってほしい」