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2020.8.22 04:53

JRAで騎手、調教師として活躍した伊藤正徳氏が死去

騎手時代の1977年、ラッキールーラで日本ダービーを制した伊藤正徳氏(馬上)

騎手時代の1977年、ラッキールーラで日本ダービーを制した伊藤正徳氏(馬上)【拡大】

 JRAで騎手、調教師として活躍した伊藤正徳氏が、病気のため20日に死去したことが21日、分かった。71歳だった。

 伊藤氏は、同期に岡部幸雄、柴田政人、福永洋一ら名手が顔を並べる“花の15期生”で、1968年に名門・尾形藤吉厩舎所属で騎手デビュー。77年にラッキールーラで日本ダービーの父子制覇(父・正四郎騎手は36年にトクマサでV)を達成。87年の騎手引退までに通算282勝を挙げた。

 その後は調教師に転身し、88年3月に美浦トレセンで開業。99年に安田記念、マイルCSを制してJRA賞最優秀短距離馬、最優秀父内国産馬に選出されたエアジハード、重賞4勝したローエングリンなどの活躍馬を手掛け、師匠としては後藤浩輝騎手(故人)を一流ジョッキーに育てた。2019年2月に定年で引退するまで、JRA通算518勝、GI2勝を含む重賞22勝の輝かしい成績を残した。

 なお、葬儀は親族のみで行い、故人の遺志により遺骨はしばらくの間、自宅で供養される。

 ◆騎手として同期の柴田政人元調教師「少し前に尾形さん(尾形充弘元調教師)から『あまり具合が良くなくて、病院を出たり入ったりしている』と聞いていた。それからすぐに亡くなるとは…。彼とは馬事公苑からずっと一緒で、お互いに照れ屋な性格だから、悪口を言い合ったりしていた仲だった。まだ早いですよ。もったいない」

 ◆同じく同期だった岡部幸雄氏「しばらく会っていなかったけど、電話では元気そうだったので驚いたし、寂しい。調教師を引退して、これからやりたいことがいっぱいあっただろうに…。早すぎるね」

 ◆福永祐一騎手「年齢的にもまだ若いので残念です。父親(福永洋一元騎手)と同期という縁で、いつも気にかけてもらっていました。引退後も元気にテレビなどで解説されている姿を見ていたので驚きました。ご冥福をお祈りいたします」