関屋記念を後方から差し切り制したサトノアーサー【拡大】
8月16日の新潟11Rで行われた第55回関屋記念(3歳以上オープン、GIII、芝・外1600メートル、別定、18頭立て、1着賞金=3900万円)は、戸崎圭太騎手騎乗の4番人気サトノアーサー(牡6歳、栗東・池江泰寿厩舎)が後方待機で脚を溜めると、直線ではメンバー上がり最速33.7の強烈な末脚を繰り出し、前団をまとめて差し切り勝利。およそ2年ぶりとなる重賞2勝目を飾った。タイムは1分33秒1(良)。
1馬身1/4差の2着には逃げて粘り込みを図ったトロワゼトワル(8番人気)、さらに1馬身1/4遅れた3着にアンドラステ(1番人気)が続いた。
関屋記念を勝ったサトノアーサーは、父ディープインパクト、母キングスローズ、母の父Redoute’s Choiceという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(株)サトミホースカンパニー。通算成績は20戦5勝。重賞は2018年エプソムC・GIIIに次ぐ2勝目。管理する池江泰寿調教師は関屋記念初優勝。騎乗した戸崎圭太騎手は2016年ヤングマンパワーに次ぐ2勝目。
◆戸崎圭太騎手(1着 サトノアーサー)「手応えは十分ありましたが、プランは後ろからというつもりではなかったので、そこは誤算でした。スタートがあまり出られなかったので、切り替えてゆっくり行きました。切れる脚をもっているとは思っていたので、馬を信じて。直線も長いですし、コースも良かったのかなと思います。人気を背負いながら勝てずだったと思いますが、乗り難しさもあるなかでよく勝ち切ってくれましたね」