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2020.7.15 05:00

【セレクトセール2020】ダイヤモンド産駒、新種牡馬でただ一頭の1億円

新種牡馬サトノダイヤモンド産駒で1億円の「サマーハの2020」(牝)。早ければ22年の夏にデビューする(日本競走馬協会提供)

新種牡馬サトノダイヤモンド産駒で1億円の「サマーハの2020」(牝)。早ければ22年の夏にデビューする(日本競走馬協会提供)【拡大】

 国内最大のサラブレッド市場、セレクトセールの2日目となる当歳(0歳)競りが14日、北海道苫小牧市のノーザンホースパークで開催された。期待の新種牡馬サトノダイヤモンド産駒のサマーハの2020(牝)が1億円(価格は税抜き)で落札され、新種牡馬産駒としては一頭だけ大台に到達。期待の大きさをうかがわせた。また、この日の最高価格はハーツクライ産駒のヒルダズパッションの2020(牡)で、3億8000万円だった。

 近年のセールの主役だったディープインパクト産駒も、キングカメハメハ産駒もいない当歳競り。次世代の期待の星として高い評価を勝ち取ったのは、やはりディープインパクトの血を引き、この世代が初年度となる新種牡馬サトノダイヤモンドの産駒だった。

 産駒が全体的に高評価を得たなかで、最高価格はサマーハの2020(牝)。祖父のディープインパクトも所有していた金子真人ホールディングス(株)が、新種牡馬の産駒ではただ一頭の“大台”となる1億円で競り落とした。半兄に、やはり金子氏が所有し17年の日経賞などGIIを3勝したシャケトラ(父マンハッタンカフェ)がいる血統馬。この日の牝馬の最高価格ともなった。

 サトノダイヤモンドは13年のセレクトセール当歳競りで2億3000万円の値をつけ、16年に菊花賞、有馬記念とGIを2勝。引退まで8億円以上の賞金を稼いだ。ディープインパクト産駒のなかでも、雄大な馬体のグッドルッキングホースとして知られており、そのDNAを受け継ぐ子供たちも総じてスマートな好馬体が目を引いた。

 現役時代にサトノダイヤモンドを管理した池江調教師は「産駒が高評価をいただいて、ありがたいです。品があり、脚長で首や胴にもゆとりがあり、父によく似た子が多いですね。気性的にも賢そうですし、ぜひ走ってほしいです。芝の中~長距離になるのではないでしょうか。私も何頭か預からせてもらう予定ですし、その産駒でGIを勝ちたい」と、うれしそうに話した。

 競りで好発進を決めた父の産駒がターフでデビューする2年後が、今から楽しみでならない。(松永昌也)

■セレクトセール 一般社団法人日本競走馬協会(JRHA)が主催する世界有数の競走馬競り市。開かれた市場の確立などを目的に、1998年に始まった。過去に三冠馬ディープインパクトなどGI馬を輩出。3日間にわたって開催された時期もあったが、現在は初日に1歳馬、2日目に当歳馬の競りを行う。