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2020.7.13 20:34

【セレクトセール2020】父ディープインパクトの「シーヴの2019」が5億1000万円で落札!

5億1000万円で落札されたディープインパクト産駒の「シーヴの2019」

5億1000万円で落札されたディープインパクト産駒の「シーヴの2019」【拡大】

 国内最大の競走馬セリ市で、日本競走馬協会が主催する「セレクトセール」の初日(1歳馬)が13日、北海道苫小牧市にあるノーザンホースパークで行われた。249頭が上場(欠場9頭)され、229頭が落札。落札率は92.0%だった。落札総額は114億7080万円(税込み)を記録。昨年の115億9056万円を下回ったものの、セール史上2番目の売り上げとなった。

 昨夏に2頭の名種牡馬、ディープインパクトとキングカメハメハが死に、残した産駒があとわずかとなったことで注目された今年の1歳馬セレクトセール。この日の最高落札馬となったのは父がディープインパクトの牡馬、シーヴの2019。半姉にケンタッキーオークス馬をもつ青鹿毛の馬を「ショウナン」でおなじみの国本哲秀氏が5億1000万円(税抜き※以下同)で競り落とした。1歳馬のセール市場では最も高い落札額となったが、2番目に高額落札馬となったのもディープインパクト産駒のフォエヴァーダーリングの2019(牡)で、「ダノン」でおなじみの(株)ダノックスが4億円で競り落とした。このほか19年の京都2歳Sを制したマイラプソディの半妹となるテディーズプロミス(牝、父ディープインパクト)が2億4000万円で(株)キーファーズに落札されるなど、ディープ産駒は13頭が上場され、うち12頭が落札、9頭に1億円超の値がついた。

 キングカメハメハの産駒は、GI2勝馬キンシャサノキセキのめいにあたるマルシアーノの2019(牝)が1億7000万円で麻布商事によって落札。牝馬2冠ベガの末裔で2014年の桜花賞馬のハープスターを近親にもつヒストリックレディの2019(牡)が1億1500万円で金子真人ホールディングス(株)に落札されるなど10頭が上場され、8頭が落札されている。

 また今年63年ぶりに無敗で牝馬2冠制覇を成し遂げたデアリングタクトの全妹も上場され、(株)サラブレッドクラブライオンによって4900万円で落札された。14日は当歳(0歳)部門が行われるが、これが初年度産駒となるサトノダイヤモンドやリアルスティールの子などが上場される予定となっており、その他の産駒の動向も含めて注目が集まる。

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