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2020.6.28 19:04

【みんなの反省会】宝塚記念~改めてこの時期の牝馬は軽く扱えないと痛感しましたby増井TM

宝塚記念を制したクロノジェネシスと北村友一騎手

宝塚記念を制したクロノジェネシスと北村友一騎手【拡大】

デスク 上半期のGIシリーズを締めくくる宝塚記念は、レース史上最多のGI馬8頭が顔をそろえた。そんな激戦のサマーグランプリを制したのは、単勝2番人気の4歳牝馬・クロノジェネシス。阪神競馬場の増井辰之輔トラックマン(TM)、2着に6馬身差をつける圧勝とは驚いたな。

増井TM レース直前に土砂降りの雨に見舞われ、稍重以上の感じになりまして。クロノジェネシスは返し馬から緩い馬場を気にする素振りも見せず、抜群の行きっぷりでした。レースはやや激しい先行争いを見ながら中団に控え、3コーナーからは先に動いたキセキに呼応する形で一気にポジションを上げましたが、余力十分。残り300メートルで早めに抜け出し、後続を大きく突き放してのGI2勝目です。1走ごとに馬体が成長し、まさに充実期。このカテゴリーの距離では、昨年の有馬記念を最後に引退したリスグラシューの後を担う存在になるんじゃないでしょうか。

デスク 6番人気のキセキが2年連続の2着。

増井TM 出遅れて後方追走を余儀なくされましたが、そこからのリカバリーはさすが武豊騎手。馬の気持ちに逆らわないレース運びで、2コーナーから馬群の外をうかがい残り1000メートル付近から進出。手応え十分に3~4コーナーを押し上げ、直線半ばで勝ち馬には突き放されたものの、3着には5馬身差ですから。改めて地力を示しました。

デスク 3着には12番人気の伏兵・モズベッロが食い込んだ。

増井TM スタート後は後方から進めましたが、2コーナー付近では自然体で中団へ。外から押し上げたキセキはやり過ごし、3コーナー過ぎから仕掛けて出ました。直線は馬群をさばいてサートゥルナーリアの内へ。ゴール前でこれを退けて存在感をアピールしました。この馬も池添騎手の手腕によるところが大きかったと思います。

デスク サートゥルナーリアは1番人気に応えられず4着に終わった。

増井TM 落ち着いていましたし、道中は中団のインでロスなく回ったのですが、結果的に(泥や土の)キックバックを受けて厳しかったかも。3~4コーナーでクロノジェネシスとキセキが一気に外を進出した際も、やや動きづらい展開だったし。直線で外へ持ち出すと1完歩ごとに差を詰めましたが、緩い馬場の影響もあり本来の反応にはひと息でしたね。

デスク 大阪杯の覇者で3番人気のラッキーライラックは、スムーズに好位で流れに乗ったが6着…。

増井TM 1、2着馬が押し上げていったとき、真っ先に目標にされました。直線は馬場の内側で懸命に踏ん張りましたが、結果的に流れが厳しくなりました。

デスク 4番人気のブラストワンピースは16着、5番人気のグローリーヴェイズは17着と大敗した。君の本命馬・レッドジェニアル(15番人気)は10着だったが…。

増井TM 無観客レースだと落ち着きも出るし、デキも最高潮で期待したのですが…。課題のゲートを出してくれて、サートゥルナーリアと同じようなポジションにいましたが、ペースが上がったところで抵抗できませんでした。馬群でキックバックを受けたし、また違うところで見直したいと思います。

デスク 2年連続で牝馬がV。この5年で宝塚記念は牝馬が3勝だ。

増井TM 確かにこの時期の牝馬は軽く扱えないですね。充実した状態で出走してきたら侮れないと改めて感じました。今後どうなるかわからいですが、クロノジェネシスとアーモンドアイ(ファン投票1位、今回は不出走)の対戦も楽しみです。

★【宝塚記念】払い戻し確定!! 全着順も掲載

増井辰之輔(ますい・たつのすけ) 関西エイト想定班 

調教・血統・直感

大穴

単勝・複勝

プロフィル

1972年生まれ、大阪府出身、O型。大阪サンケイスポーツ・レース部のアルバイトを経て、関西競馬エイトへ。想定班として、池江泰寿厩舎、西園正都厩舎、河内洋厩舎、高野友和厩舎、吉村圭司厩舎などの取材を担当。

予想スタイル

「変わり身狙い」で本命戦が超苦手。強い馬より、強敵相手にもがいている馬に目が行く。アウトレットの掘り出しモノ、ちょっとくぎの開いたパチンコ台が好き。

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