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2020.6.22 14:31

【宝塚記念】レース展望

宝塚記念ファン投票第2位のラッキーライラックがGI4勝目に挑む

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 阪神競馬場では、日曜メインに上半期最後のGI・宝塚記念(28日、芝・内2200メートル)が行われる。残念ながら今年もファン投票1位のアーモンドアイは出走しないが、GIホース8頭を含む重賞ウイナーが15頭と超豪華メンバーが名を連ねている。

 ファン投票で10万6401票を獲得し、出走予定馬中で最上位の2位となったラッキーライラック(栗東・松永幹夫厩舎、牝5歳)が、GI4勝目に挑む。前走の大阪杯では直線で内をこじ開けて差し切る力強いレースぶり。17年阪神JF、19年エリザベス女王杯に続くGI3勝目となったが、牡馬相手での勝利は初めてで、現在の充実ぶりは明らかだ。200メートルの距離延長も、エリザベス女王杯を勝っているように問題はない。重賞3勝を挙げている阪神コースで再び牡馬一蹴なるか。

 対する牡馬の筆頭格は昨年の最優秀3歳牡馬に輝いたサートゥルナーリア(栗東・角居勝彦厩舎、牡4歳)。今年の初戦となったGIIの金鯱賞では、トップハンデの58キロを背負いながらも直線では楽に抜け出し、上がり3ハロン最速の脚を繰り出して力を見せつけた。2着馬とは2馬身差だったが、着差以上に強い内容だった。金鯱賞のあとは大阪杯、香港などの選択肢もあったが、宝塚記念一本に絞って調整され、仕上がりは上々だ。3馬身差をつけて快勝した神戸新聞杯と同じ阪神コースで、昨年の皐月賞以来のGI勝利を狙う。

 グローリーヴェイズ(美浦・尾関知人厩舎、牡5歳)は昨年の香港ヴァーズでラッキーライラックを破っており、このメンバーの中でもトップクラスの実力を誇る。新型コロナウイルスの影響でドバイシーマクラシックが中止になったため、今回が今年の初戦となるが、もともと間隔をあけて使われているタイプで問題はないだろう。1週前追い切りではレーン騎手を背に美浦のWコースで5ハロン64秒9-11秒9をマークして併入。「外を回ってこれだけの時計で動けていれば」と尾関調教師が話すように、調整は順調のようだ。半年ぶりの実戦でGI連勝を目指す。

 昨年の秋華賞馬クロノジェネシス(栗東・斉藤崇史厩舎、牝4歳)は前走の大阪杯でラッキーライラックに敗れたが、強豪牡馬には先着し2着と能力の高さを示した。その差はわずかクビ差で、立ち回り次第では逆転の可能性も十分にある。デビューから一貫して手綱を取る北村友一騎手とのコンビでGI2勝目を挙げることができるか。

 一昨年の有馬記念馬ブラストワンピース(美浦・大竹正博厩舎、牡5歳)も侮れない。前走の大阪杯では3番人気に推されながらも7着に敗れた。3歳で有馬記念を制し、今年初戦のAJCCも快勝しているように、地力は上位で巻き返しが期待される。

 昨年2着のキセキ(栗東・角居勝彦厩舎、牡6歳)も怖い存在だ。2走前の阪神大賞典で大きく出遅れ、ゲート再審査となった。再審査に合格して臨んだ天皇賞・春ではスタートは決めたものの、折り合いを欠いて6着に敗れた。3200メートルはこの馬にとって少し長かったように映る。距離短縮はプラスに出るだろう。

 他では天皇賞・春でハナ差2着のスティッフェリオ(栗東・音無秀孝厩舎、牡6歳)や、小倉大賞典で約3年ぶりの勝利を挙げ、次走の大阪杯でも0秒2差の4着と健闘したカデナ(栗東・中竹和也厩舎、牡6歳)、そのカデナと0秒2差の5着だったワグネリアン(栗東・友道康夫厩舎、牡5歳)、初めてのGI参戦となった天皇賞・春で5着に入ったトーセンカンビーナ(栗東・角居勝彦厩舎、牡4歳)などの伏兵陣にも注意したい。

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