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2020.4.22 04:59

【田辺裕信 ゆる~い話】牝馬の発情…いつもと動きが違う感覚

田辺裕信騎手

田辺裕信騎手【拡大】

 桜花賞、皐月賞とクラシック第1弾が終わりました。この時期には生理現象のひとつ、発情があり、力を発揮することがなかなか難しいとされています。

 牝馬の発情については、いわゆるフケと呼ばれ、見ただけで判断するのはなかなか難しいと思います。実際、僕たち騎手でも乗ってみないと分かりません。

 発情がくると、集中力がなくなりますし、いつもと違う動きになります。テン乗りの場合は、以前との比較ができないので違いは分かりませんが、普段を知っている馬だと返し馬とかで“あれ、ちょっと違うかなぁ”という感覚を覚えます。

 もちろん全ての馬が、この時期に発情がくるというわけではありません。一年を通して、全く発情がこない馬というのもいるようです。

 一生に一度のクラシックの直前に、突然発情がくると、本当に大変です。

 最近では、薬で発情を抑制したり、あるいは周期を変化させるような対応がされたりもしていて、効果もあるとされています。

 ただ、何せ馬ですからね。どこまで効果があるのか…。ただでさえ把握するのが難しい馬なんですが、そういう部分で本当に難しいと思ってしまいます。

 よく“ムラがある”と言われる馬がいますが、特に牝馬には多いような気もします。ひょっとすると、そういう部分が影響したりしているのかもしれませんね。(JRA騎手)

  ※隔週水曜日に掲載