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2020.4.8 05:01

【田辺裕信 ゆる~い話】ハミ受けに影響出ることも、人間と同じ競走馬も歯が命

田辺裕信騎手

田辺裕信騎手【拡大】

 人間もそうですが、馬にとっても歯はとても大事です。虫歯で歯が痛いとうまくかむことができません。治療しないと、よくかまないまま食べることになり、それが続けば内臓にも負担がかかります。健康な歯が大事だということです。

 それは馬も同じです。しかも馬は前歯と奥歯の間の歯がない部分にハミを含ませます。歯並びやかみ合わせが悪いと、ハミを気にすることがあります。いわゆるハミ受けが悪くなる要因になるのです。

 実際、乗っていても、ハミが歯に当たって上手にコンタクトできず、リズム良く走れないことがあります。

 ただでさえ、口のなかに金属が入っているわけです。人間でも歯科で歯を削られると、嫌な感覚になりますよね。それと同じで、力任せに引っ張ったりして、ハミが歯に当たってしまえば、やはり馬は嫌なはずです。

 人間の歯は伸びたりしませんが、馬の歯は1年間で数ミリ伸びるといわれます。だからでしょうか、突然ハミを気にする馬もいますし、そういうときには歯を診察してもらうことになります。昔は獣医師さんがヤスリで削り対応していたようですが、最近では、馬専門の歯科医師がいます。人間と同じように機械で削られるみたいで、怖いとかあるのかもしれません(笑)。(JRA騎手)