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2020.4.8 05:01

競馬学校に27年ぶり“3人娘”入学(1/2ページ)

JRA競馬学校の入学式に参加した騎手課程39期生の8人。騎手を目指して一歩を踏み出す(撮影・塩浦孝明)

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 JRA競馬学校騎手課程39期生の入学式が7日、千葉県白井市の同校で行われ、大江原哲調教師の孫の比呂さん(15)ら女性3人を含む8人が新しい門をくぐった。女性3人の入学は、12期生(田村真来、細江純子、増沢由貴子=旧姓牧原)以来27年ぶり。新入生は2023年3月の騎手デビューを目指す。

 澄み渡った青空と満開を過ぎてもなお、辛抱強く咲き続ける桜が39期生8人の入学を祝福する。新型コロナウイルスの感染拡大防止の影響で、今年は39期生の両親らに出席者を限定して行われたが、8人は希望に胸を膨らませた元気な姿を見せた。

 大江原比呂さんは、騎手時代に障害競走で130勝を挙げた大江原哲調教師(67)の孫。幼い頃に体操をはじめ、小5で乗馬を開始。美浦の乗馬苑で技術を磨き、騎手養成事業の一環として行われているジュニアチーム出身のエリートだ。

 「藤田菜七子騎手が男性の中に入って努力して活躍している姿が、かっこよくて騎手を目指しました。辛いことがたくさんあっても、あきらめないでジョッキーになりたいという気持ちを忘れずに頑張りたい。たくさんの人に応援してもらってトップジョッキーに負けない騎手になりたいです」

 藤沢和厩舎で調教助手を務める父の勝さん(44)は「父親としては不安なことも多いですが、子供がなりたいと言ってきたので。親としては全力でサポートして応援したいです」と目を細めた。

 3年をかけて騎乗技術の向上はもちろん、馬学や一般教養など学ぶカリキュラムは膨大だ。苦しいときも、悔しいときも歯を食いしばって壁を乗り越え、2023年3月の騎手デビューに向けてひたすら突き進む。(片岡良典)

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