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2020.2.28 05:07

JRA史上初無観客レース 競馬場、ウインズで馬券発売なし(3/3ページ)

JRAは今週末からの無観客競馬開催を決定。出走馬は歓声を聞くことなく、ゴールを目指すことになる(写真は中山競馬場)

JRAは今週末からの無観客競馬開催を決定。出走馬は歓声を聞くことなく、ゴールを目指すことになる(写真は中山競馬場)【拡大】

★無観客の影響は?

 必要最低限の人員で行われる“無観客競馬”。観客の視線や雑音、歓声がない環境は馬にどんな影響があるのだろうか。栗東のある調教師は「スタンド前発走でも(無観客で)騒がしくなければ、普段はイレ込むタイプも冷静に臨めるかもしれない」と話す。

 また、栗東の若手調教助手は「パドックに人がいないのは、馬にとっては良さそう。特に新馬は初めての状況に驚いたり、イレ込んだりすることがあるので」と、気性が幼い若駒にはプラスの影響がありそう。一方、“無観客”が解除されたあとに視線を向けたのは、池江調教師だ。

 「今は、クラシックを目指していく馬にとっていろいろと経験を積む時期。パドックやスタンドが静かな中でトライアルを戦い、いざ大観衆の中でGIを迎えたとき、そういう(騒がしさの)経験のある馬とない馬では、影響が出るかもしれません」と指摘した。

★JRA創立前、1944年に無観客競馬実施

 中央競馬では、JRAが創立される10年前の1944(昭和19)年、前身の日本競馬会時代に無観客競馬が行われていた。能力検定競走として桜花賞、皐月賞、天皇賞・春、日本ダービーを実施(菊花賞はコースを間違えて不成立)。第二次世界大戦中で競馬開催が停止となったためで、馬券の発売も行われなかった。

★グリーンチャンネル無料放送決定

 JRAの無観客開催、全国の場外馬券施設休止を受けて、グリーンチャンネルで29日、3月1日の「中央競馬全レース中継」が無料放送になる。放送時間は、両日とも午前9時から午後5時。民放のテレビ、ラジオ中継と合わせて、レースのチェックが可能だ。