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2020.1.3 05:08

【中山金杯】ギベオン、鬼迫十分!重賞2勝目へ反撃の年

ギベオン(左)は調教で前向きさを見せた。実力馬復活のお膳立ては整った(撮影・岩川晋也)

ギベオン(左)は調教で前向きさを見せた。実力馬復活のお膳立ては整った(撮影・岩川晋也)【拡大】

 中山金杯の追い切りが2日、東西トレセンで行われた。ギベオンは、坂路の併せ馬で併入。気合十分の走りで、一昨年の中日新聞杯以来となる重賞勝ちを目指す。カデナはしっかりとした脚取りで上々の動き。美浦ではマイネルハニーが、軽快に駆けて上昇を告げた。

 まるで、うなっているかのような気迫だった。走りたい気持ちを前面に押し出してギベオンが坂路で力強い走り。年明け早々の重賞勝ちを手元に引き寄せた。

 「いいぞ。調教は予定通り。状態はいい」

 藤原英調教師が気配の良さに自信の表情を見せる。グレートウォリアー(2勝クラス)との併せ馬で併入。ゆっくりとスタートして、徐々にピッチを上げていく。最後まで脚取りは確かで、真っすぐに駆け上がった。ラスト2ハロンのタイムは12秒2-12秒0(4ハロン52秒6)。ゴールに近づくにつれて加速する理想的なラップでフィニッシュだ。

 調整役を務めた北村友騎手(レースはフォーリー騎手)も「久しぶりにこの馬に乗りましたが、具合は良さそうだなと感じました。いいと思います」とうなずいた。

 前走のチャレンジCは、1番人気に支持されたものの0秒4差の9着。手応えは十分すぎるほどだったが、直線で進路がなく、脚を余してしまった。「スピードに乗ったところで不利があったから。あれがなければ際どかったよ」とトレーナーは悔しさをにじませる。

 昨年は5戦して馬券絡みがなかったが、一昨年はGI・NHKマイル2着、GIII・中日新聞杯1着。調子がよければ、GIII戦ならば力量は上位だ。今回は舞台を中山コースに移しての仕切り直しの一戦。「ハンデ57・5キロは仕方がない。2000メートルあたりが主戦場になるだろうな。走るよ、この馬は…」と師も楽しみにする。

 大事に使われてきた5歳馬で伸びしろは大きい。景気よく新年の重賞をゲットして、さらなる飛躍へとつなげたい。(宇恵英志)

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