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2019.12.23 17:30

【ホープフルS】レース展望

世代トップクラスの切れ味を持つ東スポ杯2歳Sの覇者コントレイル

世代トップクラスの切れ味を持つ東スポ杯2歳Sの覇者コントレイル【拡大】

 今年の中央競馬もいよいよ28日の開催のみとなり、中山では2歳GIホープフルS(芝2000メートル)が行われる。2歳マイル王決定戦のGI朝日杯フューチュリティSに対し、ホープフルSは中距離の2歳王者決定戦として2017年にGIに昇格。昨年の覇者サートゥルナーリアは皐月賞を制し、22日の有馬記念でも2着に好走。来年のクラシック、GI戦線を占う意味でも注目される。

 コントレイル(栗東・矢作芳人厩舎、牡)は阪神芝1800メートルの新馬戦を楽勝して挑んだGIII東京スポーツ杯2歳Sを1分44秒5の2歳日本レコードをマーク。2着アルジャンナに5馬身差をつけて圧勝した。ラスト3ハロン33秒1の脚を使ったように、切れ味では世代トップクラスのものがある。2戦の圧倒的な内容を考えれば、200メートルの延長は問題ないはず。初めてとなる小回りコースも、好位で競馬ができるタイプなので十分対応できそうだ。

 ワーケア(美浦・手塚貴久厩舎、牡)は新馬戦とリステッド・アイビーSをV。東京芝1800メートル戦をともに好位から伸びる内容で連勝した。この馬も2戦ともラスト33秒台の末脚を使った切れ者だが、特筆すべきは2戦目のアイビーS。メンバーのレベルには疑問が残るが、重馬場で他馬とは次元の違う脚を使っていた。力の要る馬場をこなした実績は、中山に替わる今回に生きるかもしれない。

 函館芝1800メートルの新馬戦、オープン・芙蓉Sと連勝したのがオーソリティ(美浦・木村哲也厩舎、牡)。こちらはすでに中山芝2000メートルを経験しているのがアドバンテージになる。

 もう1頭の2戦2勝馬がヴェルトライゼンデ(栗東・池江泰寿厩舎、牡)で、小倉芝1800メートルの新馬戦、リステッド・萩Sを制している。半兄は菊花賞馬で有馬記念でも3着に好走したワールドプレミアという良血。初戦が重、2戦目が稍重だったので、速い時計の決着になったときの対応が課題になるが、馬場が渋れば断然有利になる。

 無敗馬以外に有力馬は多い。なかでも札幌2歳Sを勝ったブラックホール(美浦・相沢郁厩舎、牡)は派手さこそないが、勝負強い走りが持ち味。ゴールドシップ産駒なら、中山の急坂も苦にしないだろう。

 父がディープインパクト、母がアパパネと三冠馬同士の配合で誕生したラインベック(栗東・友道康夫厩舎、牡)は中京芝1600メートルの新馬戦、オープン・中京2歳Sを連勝後、東スポ杯2歳Sで3着。初戦が稍重、2戦目が重だったので、時計がかかれば侮れない。

 初勝利に4戦を要したが、阪神芝2000メートルの未勝利戦を2歳コースレコードで勝って挑むハギノエスペラント(栗東・松田国英厩舎、牡)、スムーズさを欠きながらも紫菊賞2着、黄菊賞4着と上位に入っているブルーミングスカイ(栗東・角居勝彦厩舎、牡)なども上位争いに加わっておかしくない。

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