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2019.12.22 05:04

【中山大障害】マイケル障害GI初制覇!20年目の金子も初タイトル

シングンマイケルで初のJ・GIを制した金子騎手は高々と左手を挙げて喜びを爆発させた(撮影・奈良武)

シングンマイケルで初のJ・GIを制した金子騎手は高々と左手を挙げて喜びを爆発させた(撮影・奈良武)【拡大】

 中山大障害(J・GI、芝4100メートル)が21日、中山競馬場で15頭によって争われ、金子騎乗で2番人気のシングンマイケルが最終障害飛越後に先頭に立ち、6番人気ブライトクォーツに2馬身差をつけて快勝。障害重賞3連勝でジャンプ王に輝いた。デビュー20年目の金子光希騎手(37)=美・フリー=はうれしいJ・GI初制覇。1番人気のシンキングダンサーは4着に敗れた。

 正攻法の横綱相撲で文句なしの2馬身差。フィギュアスケートの羽生結弦ばりのノーミスジャンプを見せたシングンマイケルが、“華の大障害”で待望のJ・GIをつかみ取った。

 「やっと夢がかないました。うれしいです。この馬を信じて1つ1つ障害を跳んで、3~4コーナーでこれならいい勝負になる…と。最後は夢中でしたが、馬がよく頑張ってくれました」。

 左手を高く天に突き上げた金子騎手は激走した相棒をたたえる。小学5年生のときに中山競馬場の少年団で乗馬を始めて騎手を目指し、2012年からは障害一本のライセンス。中山でJ・GIを勝つことが夢だった。実に11度目の中山大障害挑戦。支えてくれた家族の前で勝てたのが何よりうれしかった。

 高市調教師もこれがJ・GI初勝利。「今回はオジュウチョウサンがいないなかでの勝利になったけど、来春の中山GJ(4月18日、中山、J・GI、芝4250メートル)では胸を借りるつもりでいきたい」と早くも次の戦いを見据えた。

 来年は阪神SJ(3月14日、阪神、J・GII、芝3900メートル)で始動して中山GJに挑むシングンマイケル。打倒オジュウを掲げてさらなる進化を遂げ、J・GI連勝へ突き進む。 (片岡良典)

シングンマイケル

 父シングンオペラ、母ジェヴォーナ、母の父トウカイテイオー。鹿毛のセン5歳。美浦・高市圭二厩舎所属。北海道新冠町・ヒカル牧場の生産馬。馬主は伊坂重憲氏。戦績22戦6勝(うち障害14戦6勝)。獲得賞金2億739万1000円(うち障害2億24万1000円)。重賞は2019年J・GIII東京ジャンプS、J・GII東京ハイジャンプに次いで3勝目。中山大障害は高市圭二調教師、金子光希騎手ともに初勝利。馬名は「冠名+人名より」。

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