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2019.12.17 05:08

【有馬記念】柴田政人初予想!アーモンド「死角少ない」(2/3ページ)

柴田政人氏が「動きたいときに動ける」というアーモンドアイ。特殊な舞台だけに操縦性の良さは大きな武器となる

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 イナリワンのときは外枠(〔8〕枠(15)番)だった。前半は無理をせず後方の外めを追走。3コーナーで内を突くと、目の前にいたオグリキャップの手応えがない。武豊のスーパークリークが抜け出したのをめがけて、ゴール寸前で差し切ることができた。3コーナーで前の馬がごちゃついて内があいたのが幸いしたが、うまくいったと思う。

 アーモンドアイは最近はいい位置でも競馬ができるようになったし、ジョッキーが動かしたいときに動けるので、いち早くレースの流れに乗ることができる。トリッキーなコースだけに、操縦性がいいことは大きな武器といえる。さらに、最後に爆発的な脚を使うことができる馬。死角は極めて少ないだろう。

 この馬を負かすのはどれか、と聞かれれば答えに窮するが、対抗できそうな馬ということで注目するのはワールドプレミアだ。

 菊花賞は道中の折り合いもぴったりついて、馬混みの中でも冷静に走れていた。勝負どころでもロスなく立ち回ったことで先頭との差を詰められたし、後続も押さえ込んだ。着差以上に強い競馬だったと思うし、ユタカの騎乗もよかったが、春に無理させず休ませたことで、馬が成長していたのが大きい。あのレースぶりなら中山の2500メートルでも上手に競馬ができるだろう。

 もちろんリスグラシューやキセキ、スワーヴリチャードなども能力の高さは間違いない。だが、来年以降の競馬を引っ張っていく3歳馬としてワールドプレミアに期待してみたいと思う。春のクラシックを使わずに成長を待ったことが、これからの能力開花につながるのではないかとみている。 (JRA元騎手、調教師)

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  • 1989年の有馬記念。後方から3~4コーナーで内めを通って追い上げた柴田政人騎手のイナリワン(右)が、先に先頭に立った武豊騎手のスーパークリーク(右から3頭目)をゴール前でかわした