【田辺裕信 ゆる~い話】競走馬の宿命!?馬運車で輸送熱が出るケースも

2019.12.4 05:01

 トレセンから競馬場への輸送手段といえば、馬運車です。今はエアコンが完備され、エアサスペンションで車内の振動がより軽減され、昔に比べると快適な空間といえます。

 しかも、超がつく安全運転。移動中に激しく揺れるといったことはまずないようです。

 競馬学校時代には、馬運車に乗って厩務員さんと一緒に競馬場に行く経験をしました。運転席の後ろに厩務員さんが乗り込むスペースがあり、後ろにいる馬との間は仕切りがあるんですけど、馬の様子はカメラで確認できます。

 東京や中山の近距離でしたので、移動中に水をあげるとか何かすることはありませんでしたが、長距離だと移動中に馬の世話をすることもあるようです。

 馬運車に乗る前にゴネる馬がいるのですが、そういう馬はゲート入りも苦手。狭い空間でじっとしているのが嫌なのでしょう。馬運車が苦手な馬はトレセン近くの牧場から来るだけでも影響を受けると聞きます。

 輸送熱が出るケースもありますが、体調面というより精神面が要因だと思います。長距離輸送なども馬自身が経験しながら克服していくしかありません。

 競走馬としてレースに出走する以上、必ず馬運車に乗らなければならないわけですけど、なかには苦手な馬もいるということなんですよね。 (JRA騎手)

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