中央競馬:ニュース中央競馬

2019.11.19 15:30

【ジャパンC】レースの注目点(1/2ページ)

友道厩舎からはマカヒキら5頭が出走する

友道厩舎からはマカヒキら5頭が出走する【拡大】

★3世代のダービー馬が揃い踏み 外国馬不在のなかGI馬6頭が登録

 今年のジャパンCには、レース史上初めて外国馬が出走せず、日本馬16頭が登録。今年の登録馬を見ると、2016年のダービー馬マカヒキ(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎)、2017年のダービー馬レイデオロ(牡5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)、2018年のダービー馬ワグネリアン(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)と3世代のダービー馬を含むGI馬6頭が名を連ねている。さて、日本馬同士の争いとなった今年のジャパンCを制すのはどの馬だろうか。なお、ジャパンCでの3世代のダービー馬による対決は2008年、2017年に続く3回目となるが、過去2回はいずれも一番年下のダービー馬が先着している。

★管理馬5頭登録の友道康夫調教師 2年ぶり2度目の制覇なるか

 友道康夫調教師は、エタリオウ(牡4歳)、シュヴァルグラン(牡7歳)、マカヒキ(牡6歳)、ユーキャンスマイル(牡4歳)、ワグネリアン(牡4歳)の5頭を登録。グレード制が導入された1984年以降、同一調教師の同一GI最多出走頭数は2011年宝塚記念、2013年有馬記念で池江泰寿調教師が記録した5頭で、友道調教師が登録した5頭すべてが出走すれば、この記録に並ぶが、管理馬5頭で上位を独占することができるかどうか。ちなみに、ジャパンCにおける同一調教師の同一年最多出走頭数は3頭。なお、友道調教師は2017年にシュヴァルグランでジャパンCを制しており、Vなら、史上5人目のジャパンC2勝トレーナーとなる。

★金子真人HD(株)所有馬が4頭登録 最多勝の(有)サンデーR所有馬はダンビュライトが登録

 馬主・金子真人ホールディングス(株)の所有馬は、ダービー馬のマカヒキ(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎)、ワグネリアン(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)、重賞2勝馬ユーキャンスマイル(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)、GI初挑戦のジナンボー(牡4歳、美浦・堀宣行厩舎)の4頭が登録。4頭はいずれも父・母ともに金子真人ホールディングス(株)所有馬(金子真人氏名義も含む)で、オーナー所縁の血統で上位独占を目指す。なお、同馬主の所有馬がジャパンCを勝てば、2006年ディープインパクト以来13年ぶり2頭目となる。

 また、ジャパンC最多勝馬主(4勝)の(有)サンデーレーシング所有馬は、京都大賞典2着のダンビュライト(牡5歳、栗東・音無秀孝厩舎)が登録。(有)サンデーレーシングの所有馬は2010~2013年にかけてジャパンC4連覇を決めており、2010年には1・2着、2012年には1~3着を独占しているが、最多勝記録を更新する5度目のジャパンC制覇を遂げることができるかどうか。

★当日はディープインパクトメモリアルデー 父子制覇目指すディープ産駒は5頭が登録

 今年のジャパンC当日は、競走馬としても種牡馬としても輝かしい功績を残し7月にこの世を去ったディープインパクトを称える「ディープインパクトメモリアルデー」として、様々なイベントが催される。また、今年のジャパンCは「ディープインパクトメモリアル」の副題を設定し、実施される。ディープインパクトは2006年のジャパンC優勝馬で、今年のジャパンCにはダービー馬のマカヒキ(牡6歳、栗東・友道康夫厩舎)、ワグネリアン(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)など5頭のディープインパクト産駒が登録しているが、ジャパンC父子制覇を果たし、父の名を冠した1日に花を添えることができるかどうか。Vなら、同産駒は歴代単独トップのジャパンC4勝目となる。

 また、マカヒキは2016年のニエル賞以来、約3年2力月、ワグネリアンは昨年の神戸新聞杯以来、約1年2力月勝利から遠ざかっており、ジャパンCで復活の勝利を挙げることができるかどうか注目される。なお、マカヒキが勝てば2016年5月29日のダービー以来のGI制覇となり、グレード制が導入された1984年以降では最長間隔(3年5力月25日)でのGI勝利となる。

★隔年V狙うシュヴァルグラン 今年初めて国内のレースに出走予定

 2017年のジャパンC勝ち馬シュヴァルグラン(牡7歳、栗東・友道康夫厩舎)が、史上初の隔年でのジャパンC制覇を目指す。同馬は、連覇を狙った昨年のジャパンCは4着、続く有馬記念で3着に入った後、今年は海外のビッグレースに照準を定め、ドバイシーマクラシック2着→キングジョージVI世&クイーンエリザベスS6着→インターナショナルS8着という成績を残した。シュヴァルグランは、2017年のジャパンC以降、勝利から遠ざかっているが、GI初制覇を遂げた舞台で久しぶりの勝利を挙げることができるかどうか。Vなら、6歳以上馬のジャパンC制覇は2003年タップダンスシチー(牡6歳)以来、16年ぶり4頭目となる。

★2着以内なら通算獲得賞金が10億円を突破! レイデオロは昨年秋の勢いを取り戻せるか

 2017年のダービー馬レイデオロ(牡5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が、GI3勝目を目指す。同馬は、昨年秋にオールカマー(1)着→天皇賞・秋(1)着→有馬記念2着という成績を残し、JRA賞最優秀4歳以上牡馬を受賞した。レイデオロは今年に入って3戦未勝利で、前走のオールカマーでは4着に敗れているが、昨年秋の勢いを取り戻すことができるかどうか。なお、同馬を管理する藤沢和雄調教師は、ジャパンCの歴代最多出走調教師で2004年ゼンノロブロイ以来、15年ぶり2度目のジャパンC制覇がかかる。

 また、レイデオロのJRAでの獲得賞金は8億8155万円で、ジャパンCで2着以内に入れば、本賞金+付加賞が加算されて通算獲得賞金が10億円を突破する。JRA競走での獲得賞金が10億円を超えれば史上17頭目となるが、レイデオロは10億円ホースとなることができるかどうか。なお、今年のジャパンCには現役のJRA賞金王(10億69万7000円)であるシュヴァルグラン(牡7歳、栗東・友道康夫厩舎)も出走を予定している。

【続きを読む】