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2019.10.7 14:48

【秋華賞】レース展望(1/2ページ)

前哨戦のローズSをコースレコードで飾ったダノンファンタジー

前哨戦のローズSをコースレコードで飾ったダノンファンタジー【拡大】

 10月2週目は東京、京都2場所で12日(土)、13日(日)、14日(月=祝)の3日間開催となり、京都では中日に秋のGIシリーズ第2弾・秋華賞(芝2000メートル)が行われる。牝馬3冠最終戦のこのレースは過去10年で1番人気が4勝、残る6勝も2、3番人気の一方で、2013年には3→2→15番人気決着で3連単23万円超の配当が出るなど、馬券的には一筋縄ではいかない傾向だ。今年は桜花賞馬グランアレグリア、オークス馬ラヴズオンリーユーが不在で、より一層の激戦が予想される。

 クラシックホースが不在なら、ただ一頭のGI馬である阪神ジュベナイルフィリーズ優勝馬ダノンファンタジー(栗東・中内田充正厩舎)に注目が集まる。春初戦のチューリップ賞を快勝して期待の高まった牝馬2冠は桜花賞4着、オークス5着と善戦どまりだったが、秋初戦のローズSで改めて2歳女王の地力を証明。好スタートから控えて中団で我慢を利かせ、先行有利の馬場状態、スローペースだったにもかかわらず、それを打破する豪快な末脚を発揮してコースレコードで駆け抜けた。中間も「テンション、コントロールの部分を重点的に調整していますが、いい意味で変わらずにきています」と猿橋助手。2000メートルでも折り合いさえつけば、GI2勝目がグッと近づく。

 カレンブーケドール(美浦・国枝栄厩舎)はオークスで今回のメンバー中で最先着の2着に好走。勝ち馬の決め手にクビ差屈したが、3着には2馬身半差をつけたように地力の高さは疑いようがない。秋初戦の紫苑Sは3着に敗れたが、2番手追走とこれまで以上の積極策で、1着から0秒1と差は僅か。「前走は勝ちにいく競馬をしたぶん、結果的に目標にされてしまった。一度使って馬体に張りも出てきた」と国枝調教師にも悲観の色はない。叩いた上積みもあり、反撃の態勢は整いつつある。

 その紫苑Sで重賞初制覇を果たしたのがパッシングスルー(美浦・黒岩陽一厩舎)。大外(15)番枠からスッと3番手につけ、直線の追い比べを制した。春はシンザン記念、サンケイスポーツ賞フローラSともに4着と善戦を続け、2走前の1勝クラスに次いで2000メートル戦を連勝。成長度や体質面を踏まえ、間隔をあけながら大事に使われてきた好素材が、10ハロンGIに向けて開花しようとしている。先週3日に栗東トレセン入りし、能力全開へ調整に余念なし。3歳牝馬戦線の勢力図を、ラスト1冠で塗り替えてもおかしくはない。

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