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2019.9.26 16:40

【リレーコラム】関西競馬エイト~3歳未勝利馬の格上挑戦に注目by増井

増井辰之輔

増井辰之輔【拡大】

 最終週になってようやくフルゲートの番組が増えましたが、とにかく出走頭数が少なかったこの阪神開催。最も大きな要因は3歳未勝利戦が前開催の小倉、新潟、札幌で一斉に終了してしまったこと。昨年まではいわゆるスーパー未勝利(前走5着以内などの出走条件有り、1回限り)が施行されていたことで段階的に抹消対象が発生しましたが、今年は大半の厩舎が一定数の抹消対象を同時に抱える現象が起こりました。

 トレセンからの退厩は比較的容易にできるものの、次の入厩には検疫作業がつきもの。この馬房申し込みが殺到して、入れ替えをスムーズに行えない厩舎が続出しました。さらにはその入厩候補の多くがこれからデビューを迎える2歳馬で、ゲート試験などをクリアしなければいけない立場。出走にこぎつけるのは先になります。よって厩舎サイドが競馬に使える馬は減り、2場開催でも寂しいラインナップに。「やっと今週になって厩舎の馬房がフルに埋まりました」という陣営もあり、現場関係者は今年の制度変更に翻弄されています。

 この状況下で存在感を見せたのが未勝利の身ながら、格上挑戦に打って出た3歳馬。印象的だったのは1勝クラス(15日、阪神・芝1600メートル)でもクビ差の2着と健闘したラハイナヌーン(山内研厩舎)と、甲武特別(16日、阪神・芝2400メートル)で好走(4着)したエバークリア(荒川義厩舎)です。昨年までなら“スーパー未勝利”に出走する権利を獲得して、Vチャンスをモノにしていたかも。今週の阪神ではメイショウモチヅキ(28日、6R)、パニュルス(29日、8R)が前述のパターンで出走します。来年以降も制度が変わらなければ、この時期の1勝クラスの頭数減は確実。奥を見込める素材なら、タイトなローテーションを強いられる前開催終盤の3歳未勝利戦にはこだわらず、ローレベルな格上番組を狙うのも有効策になり得ると思います。

増井辰之輔(ますい・たつのすけ) 関西エイト想定班 

調教・血統・直感

大穴

単勝・複勝

プロフィル

1972年生まれ、大阪府出身、O型。大阪サンケイスポーツ・レース部のアルバイトを経て、関西競馬エイトへ。想定班として、池江泰寿厩舎、西園正都厩舎、河内洋厩舎、高野友和厩舎、吉村圭司厩舎などの取材を担当。

予想スタイル

「変わり身狙い」で本命戦が超苦手。強い馬より、強敵相手にもがいている馬に目が行く。アウトレットの掘り出しモノ、ちょっとくぎの開いたパチンコ台が好き。

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