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2019.9.4 12:34

【佐藤洋一郎・馬に曳かれて半世紀(102)】「旅打ち家族」夏の新潟奮戦記 天性の博才みせた美少女こはく(2/2ページ)

新潟記念では、ディープ娘“紅2点”◎センテリュオ、○サトノワルキューレが後方でもがいている光景となってしまった

新潟記念では、ディープ娘“紅2点”◎センテリュオ、○サトノワルキューレが後方でもがいている光景となってしまった【拡大】

 くりーく(スーパークリーク由来)はウマニティ(2006年創設)の3年先輩で、神出鬼没の飛ぶがごとき体力、持久力には今回もまた、さらに驚かされた。31日朝4時に7人乗りのハイブリット車で静岡をたち、埼玉・千葉の県境の筆者を拾って関越道まっしぐらに新潟競馬場でそのダンゴ虫(打ち)を落とし、そのまま弥彦やらどこやらを観光して新潟海岸沿いの水族館でイルカショーの跳ね水をしたたかに浴びて駅前ホテル(昔のワシントン)にチェックインして待機。

 1日のノルマを果たしながらの馬券買いで大やられし、競馬場からギャロップ・タクシーで駆けつけたダンゴ虫ジイジが、荷物もおろさずハクのパパ・ママ(子らはすでに爆睡)を乗せて八千代橋を渡った東堀通りとの交差点『あさの』に約10年ぶりに到着。骨折したとかで厨房に立てない渋谷喜平マスターに代わって包丁を握っていた知恵ママに歓待(銘酒2本も差し入れ)され、〆張鶴の4合瓶2本、常連客の「洗心」のご相伴にもあずかり、あれやこれやの四方山話を打ち切って「明日のために」と御輿をあげたのがシンデレラタイムぎりぎりだった。馬主席の好番号をもらうためには開門(8時45分)直後がベストで、それにあわせてホテルを出たものの「コンビニでサンスポ、売り切れていました」という早起き(予想入力のために3、4時間しか寝ていない)くりーくの声に、やっぱり。今でもそうかと納得し…馬主席を確保して落ち着いたところに長岡組のナベちゃんと先生(F枝オーナーの主治医)がまたもや、銘酒を携えてのオモテナシ…etc。

 そしてアフター5。裏道を経由して一路湯沢の15階建てリゾートホテルの100平米超、7~8人は楽に泊まれるダイニングキッチン付きの豪華大部屋ゲット!

 プールも大浴場もスポーツジムもゲーセンもキッズルームも(山海の豊富な食材をセンス良く調味したヴァイキングがトレビヤン!)の、何でもありの楽園を子供たちはわが家のように(毎年)遊泳していた。その夜もスーパーパパ・くりーくは子らが寝るのを待ってからPCに向かい、ウマニティの地方競馬の予想を念入り調べて入力していた(とママから聞いた)。そして翌日、チェックアウトしてからコインランドリーに仕掛けてきた洗濯物を回収したりなんだりで帰路に向かい、その途中でなんと上越線水上駅土合(どあい)の日本一のもぐら駅(地下486階)に潜って見学し、やっと本当の帰路についたとき「ここまでで900キロ以上走っていますよ。1日2、3時間くらしいしかまともに寝ていないのに、カラダどうなってるんでしょうね?」

 こはくママはそう嘆きつつ、「何も文句は言えません。そういう生活(ウマニティの予想収益)で子供たちの学費まかなってもらっているんですから…」

 まさに超(鳥)人スーパーくりーく。この父にしてこの娘あり…???

佐藤洋一郎(さとう・よういちろう)

 サンケイスポーツ記者。早大中退後、様々な職を転々とするなかサンスポの読者予想コンテストで優勝。71年にエイトの創刊要員として産経新聞社へ。サンスポの駆け出し記者時代に大橋巨泉の番記者に抜擢されたのが大きな転機に。季節・馬場・展開の3要素を予想に取り入れ数々の万馬券をヒットさせ、鬼才と呼ばれる。