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2019.8.5 19:48

【関屋記念】レース展望

ミッキーグローリー、約9カ月ぶりの復帰戦へ「仕上がり面は良好」

ミッキーグローリー、約9カ月ぶりの復帰戦へ「仕上がり面は良好」【拡大】

 6週間にわたる夏の新潟開催は前半最終週を迎え、日曜メインにサマーマイルシリーズ第2戦(全3戦)のGIII関屋記念(11日、芝1600メートル)が行われる。夏のマイル王や秋の飛躍に向け例年、実力馬が顔をそろえるが、3番人気以内同士のワンツーは2009年(2番人気スマイルジャック→1番人気ヒカルオオゾラ)を最後になく、過去10年で3連単10万円超えが3回あるなど、配当的にも魅力たっぷりだ。

 昨年はプリモシーン(牝)が優勝し、1996年エイシンガイモン以来、22年ぶりに3歳馬がV。今年も、3歳馬のケイデンスコール(栗東・安田隆行厩舎、牡)が注目を集める。前走のNHKマイルCでは、直線大外から上がり3ハロン最速33秒6を駆使し、朝日杯フューチュリティS優勝馬アドマイヤマーズに半馬身差の2着に好走。その前は朝日杯FS13着、毎日杯4着と阪神で苦戦を強いられたが、左回りの大箱で持ち前の末脚を見せつけた。サマーマイルシリーズ第1戦の中京記念では、NHKマイルC10着のグルーヴィット、同14着のクリノガウディーがワンツーと、世代のレベルの高さも証明されている。未勝利、新潟2歳Sと2戦2勝の新潟マイルで、重賞2勝目を挙げる可能性は十分ある。

 古馬勢の筆頭はミッキーグローリー(美浦・国枝栄厩舎、牡6歳)だ。昨秋、オープン初戦の京成杯オータムHで重賞初制覇。続くマイルチャンピオンシップでは、後方から上がり3ハロン最速33秒4の末脚で0秒2差5着に追い上げたように、決め手はマイル界屈指といえる。今年上半期は安田記念を目標にしていたが、左前脚に骨折が判明して全休。今回は約9カ月ぶりの実戦になるが、復帰戦へ調教の動きは良く「仕上がり面は良好」と国枝栄調教師は順調ぶりを伝える。新潟の外回りコースもV歴があり、厩舎も先週のレパードS(ハヤヤッコ)を勝ち、勢いに乗っている。

 勢いではソーグリッタリング(栗東・池江泰寿厩舎、牡5歳)に注目だ。今年に入って六甲S、都大路Sとリステッドを連勝。続く前走のエプソムCは0秒3差3着に敗れたが、スローペースで4コーナー2、1番手の馬が1、2着という決着の中、上がり3ハロン32秒8と末脚は目立った。安定した瞬発力は、初めての新潟外回りコースでも生きそうだ。メンバー最多タイの5勝を挙げるマイルで、初タイトルの期待は高まる。

 過去5年、2勝、2着3回、3着2回で5年連続連対中なのが中京記念組。そこで最先着の4着に入ったミエノサクシード(栗東・高橋亮厩舎、牝6歳)は、2走前のヴィクトリアマイルでも6着に善戦しており、マイルGIIIでは上位の地力を示している。瞬発力勝負では引けを取らず、未勝利V以来の新潟マイルで重賞実績馬たちを蹴散らす可能性も十分ある。

 ロシュフォール(美浦・木村哲也厩舎、牡4歳)は、2走前の新潟大賞典で上がり3ハロン32秒8を繰り出し、0秒1差3着に好走。前走の七夕賞は道悪も影響して11着に敗れたが、良馬場で、【4・0・1・0】の左回りなら巻き返しが望める。重賞騎乗機会4連勝中の田辺裕信騎手の手綱も魅力だ。

 オールフォーラヴ(栗東・中内田充正厩舎、牝4歳)は準オープン・錦S、リステッド・米子Sとマイルで連勝中。左回りでは良績がないが、今の勢いなら克服してもおかしくない。そのほか、エプソムC2着で復調を示したサラキア(栗東・池添学厩舎、牝4歳)、前走で同舞台のリステッド・谷川岳Sを勝ったハーレムライン(美浦・田中清隆厩舎、牝4歳)、福島テレビオープン勝ちで勢いのあるリライアブルエース(栗東・矢作芳人厩舎、牡6歳)、アルテミスS2着など左回りのマイルで【1・2・1・0】のフローレスマジック(美浦・木村哲也厩舎、牝5歳)なども上位をうかがう。

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