中央競馬:ニュース中央競馬

2019.6.20 10:42

【宝塚記念】キーマンズトーク・アルアイン池江師

池江泰寿調教師

池江泰寿調教師【拡大】

 ’19上半期を締めくくるサマーGP「第60回宝塚記念」(23日、阪神、GI、芝2200メートル)まで、あと3日と迫った。GI馬が6頭集結する豪華メンバーとなったが、最も勢いを感じさせるのが前走・大阪杯を制したアルアインだ。勝てば歴代最多タイの4勝目となる池江泰寿調教師(50)も、GI連勝へ意欲満々に送り出す。

 --大阪杯は一昨年の皐月賞以来、約2年ぶりの勝利だった

 池江泰寿調教師「前へ行く馬も分かっていたので、展開が読みやすかった。それで、直線はインが開くのではと思っていたんだけど、作戦がうまくはまったね。もちろん、馬の状態が良かったからできたことだけど、すべてがうまく噛み合った感じはある」

 好条件が重なったが、勝つには馬の成長も必要だったはず

 「若いころより馬体に幅が出てきた。筋肉量が増えてきているね」

 --最終追いは坂路単走で4F53秒8、ラスト1F12秒3。終始馬なりだった

 「先週、先々週としっかり負荷をかけているので、今週は微調整。息を整える程度にした。キビキビした、いいころの走りでしたね」

 --大阪杯に続いて舞台は阪神で、200メートル延びる。レースプランは

 「枠順にもよるけど、前につけることは分かっているので、つかず離れずのレースをしたい。そのためにも、枠順は極端な内は避けたい。内めから真ん中あたりがいいのかな」

 --阪神は【3010】の好実績。内回りは絶好だ

 「東京や京都の外回りのような、広くて直線の長いコースよりは、コーナー4つの小回りコースが脚質的に合っていることは確か。中山でも皐月賞を勝っているからね」

 --土、日は雨予報。道悪の心配は

 「大阪杯くらいの緩さなら問題ないけど、高速決着に強いタイプなのであまり降水量は増えないほうがいいかな」

 --宝塚記念の3勝は現役最多。有馬記念も歴代単独最多の4勝とグランプリには強い

 「意識しているわけではありませんが、いい結果が出ている。ただ、投票していただいたファンの期待には応えたい、という気持ちは常に持っています」

 --アルアインはファン投票4位

 「幼いころ、ボクも好きだった馬や父の厩舎の馬を書いて、投票していた。GPはファンが作るレース。今回も何とかファンの皆さんに喜んでもらえるレースをしたいですね。強いメンバーがそろっているから厳しい戦いになるはず。再度、いろいろな幸運が重なればと思っていますよ」

■いけえ・やすとし 1969年1月13日生まれ。京都府出身。父は池江泰郎元調教師。2004年に開業し、06年に朝日杯FS(ドリームジャーニー)で重賞&GI初V。11年にはオルフェーヴルで牡馬クラシック3冠制覇を達成した。オルフェでは12&13年の凱旋門賞で連続2着。先週まで重賞79勝(うちGI20勝)を含むJRA通算662勝をあげている。

★勝てば歴代最多タイ4勝目

 池江泰寿調教師はこれまで宝塚記念3勝。勝てば武田文吾調教師と並ぶ歴代最多タイの4勝目となる。

 1勝目は09年のドリームジャーニーで、「厩舎の、初めての古馬GI制覇。(5歳になって)早熟だったのかなと思い始めたときの勝利だったので、そうではないと証明できてうれしかった」。

 2勝目はそのドリジャニの全弟、12年オルフェーヴルで、「2走前の阪神大賞典で逸走して再審査を受けて、続く天皇賞はコンディションが整わずに大敗。それでも勝ってくれて、オルフェーヴルのなかでは一番感慨深いレースです」。

 3勝目は15年のラブリーデイ。「5歳初戦の中山金杯からグングン馬が良くなって、人気はあまりなくても勝てるんじゃないかと思っていた」という。

 最多タイ・メモリアルの4勝をアルアインで飾れるか、注目だ。(夕刊フジ)

★宝塚記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載