【リレーコラム】関西競馬エイト~梅雨入り馬場のお薦めはby増井

2019.6.6 17:01

 ヴィクトリアマイルに続いて1分30秒台の時計勝負になった安田記念。不利があったアーモンドアイ、ダノンプレミアムとは対照的に、勝ったインディチャンプはこの馬場特性(芝)を存分に生かした立ち回りでした。

 しかし、今週は梅雨入りの可能性もある下り坂の予報。東京の高速傾向は一服して、雨量によっては道悪の適性を問われる状況に変わりそうです。取材では前走内容、中間の状態を確認したうえで、最後に馬場悪化への見通しを聞くことが多くなります。普段なら「良馬場でやりたい」の声が多数ですが、あまりの高速傾向に「今の馬場は速すぎる。適度に時計がかかるなら、それはそれで良し」という反応もちらほら。そんな中から感触の良かった馬をピックアップします。

 まずはエプソムCのソーグリッタリング。「ここ2走は鞍上がうまく乗ってくれています。とにかく、ためるだけためて…というレース。馬も成長していますよ。あと道悪もいい。以前に後続をちぎったレースがあったんです」と調整役の兼武助手。調べてみると約1年前の錦S(京都、不良馬場2着)が3着に3馬身差。「ソラを使ったぶんの負けでした」というだけに適性は十分です。

 ちなみに、この追い比べを制したのがワンダープチュックでした。この馬も今週は多摩川Sにエントリーしましたが、残念なことに除外…。「前走は後ろの馬にかわされたのが意外だったけど、ブランク明けでもよく走ってくれた。道悪はええぞ!」と河内洋調教師。このコメントは次走以降、必ず覚えておきたいと思います。

 あと安定感には欠けますが、大穴候補ならハクサンルドルフ(エプソムC)でしょう。「血統的にダートをこなせると思って前走は使ったが、キックバックを嫌がって競馬にならなかった」と西園正調教師。「このレースは昨年2着。それが雨馬場だったからね。最近の競馬では一番条件がそろった気がする」。視界が悪くなるような悪天候なら、無欲の一発があるかもしれません。

閉じる