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2019.5.31 05:02

【注目この新馬】アブソルティスモ

ダービー馬レイデオロを兄に持つアブソルティスモ(右)。初陣を飾りスター候補に名乗りを上げるか

ダービー馬レイデオロを兄に持つアブソルティスモ(右)。初陣を飾りスター候補に名乗りを上げるか【拡大】

 日本ダービーが終わり、今週からいよいよ東京、阪神で2歳新馬戦がスタートする。開幕週で注目されるのが、日曜東京5R(芝1600メートル)に出走予定のアブソルティスモだ。ダービー馬レイデオロの半弟で、陣営のトーンも高い。阪神では、土曜5R(芝1600メートル)にディープインパクト産駒のリアアメリアが登場。今年の新種牡馬ではキズナをピックアップした。

 開幕週の東京芝マイル新馬戦は今や“スター誕生”の舞台だ。2013年イスラボニータ(皐月賞)を皮切りに、17年ステルヴィオ(マイルCS)、18年グランアレグリア(桜花賞)と勝ち馬から後のGI馬が続々と飛び出し、即戦力がGIを制す時代に変わった。

 この出世レースに、藤沢和調教師が昨年のグランアレグリアに続く大物を送り込む。それがアブソルティスモ。半兄レイデオロ(父キングカメハメハ)は日本ダービー、天皇賞・秋のGI2勝馬で、祖母レディブロンドも三冠馬ディープインパクトの半姉という超良血馬だ。指揮官も当然、手応えを十分に得ている。

 「兄弟の中でも完成度が高い。(同じダイワメジャー産駒の兄)ティソーナもたくましい馬だったけど、弟はそれより馬体が長めで迫力もある」

 29日は坂路で馬なりながらラスト1ハロン12秒3(4ハロン54秒8)のシャープな伸び。ソルドラード(未勝利)との兄弟スパーで一歩も引けを取らなかった。ルメール騎手も「物見するなど子供っぽさは残るけど、すごくいい動きで能力を感じる。レイデオロにはあまり似ていない。マイルホースだね」と評価する。

 馬名はスペイン語で『絶対王政』。世代の頂点を目指し、まずは初陣でその実力を披露する。 (板津雄志)