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2019.4.23 15:47

【天皇賞・春】グローリーヴェイズ尾関師インタビュー

グローリーヴェイズと尾関知人調教師

グローリーヴェイズと尾関知人調教師【拡大】

 平成最後のGIになる天皇賞・春(芝3200メートル)が28日、京都競馬場で行われる。6週連続となるGIの初戦で注目されるのがグローリーヴェイズ(美浦・尾関知人厩舎、牡4歳)。関東馬ながら、キャリア7戦中、重賞初制覇を飾った日経新春杯を含め、京都で最多の4回出走している変わり種。管理する尾関知人調教師(47)に意気込みを聞いた。(取材・構成=内海裕介)

 --重賞初制覇を飾った日経新春杯から直行での挑戦

 「レース直後はひと叩きする選択肢もあったが、タフな馬場で走って体全体にある程度、疲れが出た。それで直行になったけど、もともと1つ挟むと厳しいと思っていた。予定通りともいえるよ」

 --1週前追い切りはしっかり追われてグランソヴァール(3歳500万下)と併入

 「まだ少し重いし、相手もけいこで動くからオープン馬としては少し物足りなく映ったかもしれないけれど、これでよくなる手応えはある。前走時も同じようなプロセスだった」

 --関東馬ながらこれまで京都が最多の4戦

 「うちの厩舎、実は昔から京都で勝てなくてね(グローリーの日経新春杯が通算2勝目)。(脚)さばきに硬さがある馬が多く、京都の(軽い)芝に対応できないことが多かった。グローリーの場合は父がディープインパクトで、その柔らかみ、軽さが出ているから結果を残せているのだと思う」

 --血統を言えば、母系は名門のメジロの血脈

 「僕自身、競馬ファンだった頃から世代的にメジロに対する思いは強くて、調教助手時代にはあの勝負服に憧れて、大久保洋吉先生のところで働かせてもらったりした。メジロの血にスウェプトオーヴァーボード、そしてディープとスピードを補ってきたことで、現代の競馬に対応させているのでしょう」

 --天皇賞は春、秋通じて初挑戦

 「天皇賞というか、京都の競馬には個人的に思い出があって。母親の実家が京都で、ファンだった頃は帰省のついでにタマモクロスの勝った金杯(1988年)を観にいったりしていた。調教師になってからは、あまりいい思い出がないんだけど(笑)」

 --京都でGIIを制したグローリーヴェイズなら“平成最後の天皇賞馬”になる資格も十分

 「昨年の菊花賞は大外枠((18)番)でロスの多い競馬になって5着。あの感じなら、3200メートルもこなしてくれるんじゃないかな。薄手のタイプながら使うたびに筋肉量が増えて、どっしりと馬体も成長してきた。まあとにかく、レースまで無事にいってほしい」

★天皇賞・春の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

■尾関 知人(おぜき・ともひと) 1971(昭和46)年12月17日生まれ、47歳。千葉県出身。1999年から美浦・藤沢和雄、藤原辰雄、和田正道、大久保洋吉厩舎で厩務員、調教助手を務め、2008年に調教師免許を取得し、翌年に厩舎を開業。22日現在、JRA通算2708戦249勝。重賞はレッドファルクスでの16、17年スプリンターズSのGI2勝を含む12勝。