【みんなの反省会】皐月賞~1、2着馬はダービーでも甲乙つけ難いby山本

2019.4.14 18:56

デスク 平成最後のクラシックとなった皐月賞は、圧倒的1番人気のサートゥルナーリアが優勝。中山競馬場でレースを見ていた関東競馬エイトの山本忍トラックマン(TM)に反省会に出てもらおう。サートゥルナーリアの印は△だったね。

山本TM ホープフルSからのぶっつけ本番だったので…。牝馬は、去年はアーモンドアイがシンザン記念からのぶっつけで、今年もグランアレグリアが朝日杯FSからのぶっつけで、ともに桜花賞を勝っていますが、この時期の牝馬は早熟なので納得もできますが、牡馬はそうはいかないかな、と。3歳になって本番までに1戦は必要だろうと思って評価を下げました。GIを勝つために必要なパーツが1枚足りない、と。

デスク その見込みが外れて勝たれちゃったね。

山本TM 太め感なく仕上がっていました。休み明けでもパドックでは落ち着いていたように、兄のエピファネイア(菊花賞、ジャパンカップ)などに比べて精神的にどっしりしていますね。道中は好位勢の直後で折り合いもスムーズ。直線で坂を上がってヴェロックスに並びかけると競り合いを制して1着でゴール。道中はヴェロックスをマークしているように見えました。着差こそ僅かでしたが、レース前の評判通りの走りは体現できたんじゃないでしょうか。コントロールが利くのでレースがしやすいし、久々のここを使ってパーツも埋まったので、ダービーでも期待できると思います。

デスク 2着は君の本命馬ヴェロックス。

山本TM “先物買い”だったんです。跳びが大きくて加速が遅いので、中山の2000メートルは合うとは思っていませんでした。鞍上ももちろん、それを分かっているので残り600メートルでムチを入れて、4コーナー手前からスパートしました。最後はリードを守れず勝ち馬に競り負けましたが、跳びの大きい馬だけに反応の差が明暗を分けた印象です。完璧なレースだったと思いますよ。勝ち馬に寄られたあとに盛り返したように力量差は感じさせませんでした。あの不利は着順には影響なかったと思いますが、もう少し距離があったら…とは思いますね。それだけに今回から400メートル延びるダービーは面白いと思います。1、2着馬はダービーでも甲乙付けがたいでしょう。

デスク 君の◯のダノンキングリーは3着。サートゥルナーリアの前でレースをしたね。

山本TM いいポジションを取りにいって下げたらもったいないですからね。先団のインに収まるとムキになる場面はなかったので、プラン通りだったと思います。直線でぽっかりとあいたインのスペースからいい瞬発力で上位2頭に迫ったけど、わずかに及びませんでした。もしかすると鞍上は、最後は2頭に馬体を併せにいって、叩き合いに持ち込みたかったかもしれません。

デスク 2番人気の2歳王者アドマイヤマーズは4着。

山本TM 折り合いをつけながらジワッと2列目に収まりましたね。勝負どころでも手応えは残っていましたが、直線で隣にいたサートゥルナーリアに瞬発力の差で引き離されてしまいました。距離はこなしたけど、上位馬とは距離適性の差が出たというところです。

デスク 次はNHKマイルCのようだけど。

山本TM マイルなら大威張りでしょう。まあ、グランアレグリアという強い馬が1頭いるけど、マーズはその桜花賞馬を朝日杯で負かしていますからね。どっちのスピードが速いか、NHKマイルCで分かりますね。

デスク 14番人気のクラージュゲリエが5着に入り、ダービーの優先出走権を取った。

山本TM 仕上がりが良かったですよ。好位追走から直線は馬場のいい外めに出て、しぶとく脚を伸ばしましたね。レースが上手で自分の力は発揮できるタイプですね。

デスク ほかに言っておきたい馬はいる?

山本TM あとは課題を残した馬ばかりですね。

デスク 例えば?

山本TM 7着のラストドラフトは馬群の中で力み気味。パドックでもテンションが高かったし、少し気性面の難しさが出てきた印象です。14着のサトノルークスは馬体面で成長してほしいですね。完成されるのは秋以降かもしれません。

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