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2019.3.8 05:06

中内田師、快挙に挑戦!史上初「週末1節3重賞V」

中内田充正調教師

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 開業6年目の中内田充正調教師(40)=栗東=が今週末、3重賞に有力馬3頭を送り込む。日曜阪神11R・フィリーズレビューのキュールエサクラ、日曜中京11R・金鯱賞のダノンプレミアム、土曜中山11R・中山牝馬Sのミッキーチャームは、いずれもチャンス十分。史上初となる『週末の1節で3重賞制覇』の快挙に注目が集まる。

 豪華なラインアップが、快挙を予感させる。現在リーディング・トレーナー3位と躍進する中内田調教師が、フィリーズレビューにキュールエサクラ、金鯱賞にダノンプレミアム、中山牝馬Sにミッキーチャームをスタンバイ。有力馬3頭で、史上初となる『週末の1節で3重賞制覇』に挑む。

 「自分のためにではなく、3頭のために勝ってもらいたい。その結果、記録達成できるのであればいうことありません」

 中内田調教師が確かな口調で切り出した。2014年に厩舎を開業。まだ6年目だが、適性を的確に見極めながら状態のいいときに出走させるスタイルで、17年10月に史上最速でJRA通算100勝を達成、同年にJRA賞(最高勝率部門)も受賞。先週のGII・チューリップ賞も2歳女王ダノンファンタジーで制覇するなど、若手を代表するトレーナーだ。

 フィリーズレビューのキュールエサクラは、未勝利-500万下と連勝中。重賞初挑戦になるが、競馬センスがよく、引き続き芝1400メートルが舞台なら、チャンスは大きい。

 「レースセンスがある。使うたびに良くなってきています。雨が降ったときがどうかですが、能力は高い。距離が延びても対応してくれそうなタイプ」と評価する。

 また、金鯱賞のダノンプレミアムは、日本ダービー6着以来になるが、きっちりと乗り込みを消化。「力を出せる状態ですし、距離も問題ない。雨が降って馬場が悪くなったとしても、こなせるタイプ」とジャッジ。一昨年の朝日杯FS勝ち馬で、ポテンシャルの高さを疑う余地はない。

 さらに、中山牝馬Sのミッキーチャームも復帰戦で、昨秋の秋華賞ではGI4勝馬アーモンドアイの2着。調教の動きが素軽く、初のタイトル奪取へ態勢は万全だ。「休ませてリフレッシュしています。今度もコーナー4つの走り慣れた条件なので」と期待を寄せる。

 いずれも、有力候補の一頭。重賞3連勝で、史上初の偉業を達成する可能性は十分にある。「楽しみの持てる3頭だと思っていますよ」とトレーナー。今週は、中内田厩舎から目が離せない。 (宇恵英志)

★2節3重賞制覇、白井元師が達成

 「節」とは勝馬投票券発売日1日、2日以上連続する場合は、その連続する発売日を合わせたものをいう。通常は週末の土、日を1節(3日間開催は土、日、月を1節)と数える。『2節での3重賞制覇』は、白井寿昭元調教師が1999年天皇賞・春(スペシャルウィーク)、アンタレスS(オースミジェット)、京都4歳特別(ビッグバイキング)で3連勝している。

中内田 充正(なかうちだ・みつまさ)

 1978(昭和53)年12月18日生まれ、40歳。滋賀県出身。アイルランドの高校に入学。英国の大学で馬学を学んだ後、米国でR・フランケル調教師に師事。現種牡馬のエンパイアメーカー(米GI3勝)の調教にも関わった。2007年4月に栗東・橋田厩舎で厩務員、12年に調教師免許を取得。14年3月に開業。17年JRA賞(最高勝率調教師)を受賞。7日現在JRA通算165勝。うち重賞はGI2勝を含む12勝。

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