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2019.2.25 12:21

【リレーコラム】東京サンスポ~去る人と来る人

騎手免許を交付された新規騎手。前列左から岩田、大塚、亀田、小林。後列左から齋藤、菅原、團野、藤井勘一郎

騎手免許を交付された新規騎手。前列左から岩田、大塚、亀田、小林。後列左から齋藤、菅原、團野、藤井勘一郎【拡大】

 先週の競馬を最後に、今月末で伊藤正徳、沖芳夫、栗田博憲、坂口正則、柴田政人、谷原義明、中村均、松元茂樹の東西8調教師が引退する。伊藤、坂口、柴田、谷原の4調教師は騎手経験者でもあり、半世紀以上も競馬の世界で過ごしてきた。

 また、中村、松元の両師はともに父親が調教師といううまや育ちで、物心がついた頃から馬と一緒の生活。沖、栗田の両師は大学馬術の出身で、学生時代は馬術で活躍し、競馬の世界に入ってきた人材だ。8人ともお元気で70歳とは思えないだけに、まだまだ続けてもらいたい気もするが、今のJRA制度では仕方がない。いつまでもお元気で競馬界のOBとして、これからもご指導、ご鞭撻(べんたつ)をお願いいたします。

 そして、3月になると競馬学校を卒業した7人(岩田望来、大塚海渡、亀田温心、小林凌大、斎藤新、菅原明良、団野大成)と藤井勘一郎騎手の8人が新規騎手としてデビューする。3月2日の初騎乗馬も内定しているようで、それぞれ中山、阪神、小倉で乗る予定だ。

 岩田君は父が現役の岩田康誠騎手る小林君の父は元騎手で、現競馬学校教官の淳一さん。斎藤君の父は斎藤誠調教師。大塚君と団野君の父は調教助手で、菅原君のおじは三浦堅治元騎手(現調教助手)。亀田君は競馬サークルに関係者はいなかったが、京都競馬場の少年団に入り、競馬学校に入って騎手になるための基礎を学んできた。個人的な意見で申し訳ないが、この期は例年に比べて全体的なレベルが高く、33期生(川又賢治、木幡育也、富田暁、武藤雅、横山武史)世代にも劣らないのではないかと思っている。

 先週の中山では、大塚君、小林君、菅原君がスーツ姿で所属厩舎のスタッフとともに行動しているのを見かけた。でも、今週末には勝負服を着て、競馬に参加していることだろう。緊張で何が何だか分からないうちに、レースが終わってしまった…というコメントを毎年よく聞くが、しゃにむに頑張って、まずは1勝をつかみとってもらいたい。

 藤井勘一郎騎手は世界13カ国、約70カ所の競馬場で騎乗して実績をひっさげてJRA騎手としてデビューする。「JRA騎手として新たな気持ちで騎乗したい。勝ちたいのはジャパンC。1頭1頭が違うし、バリエーションに合った競馬をしたい」と話していた。3月2日のチューリップ賞(阪神、GII、芝1600メートル)ではブランノワール(栗東・須貝尚介厩舎、牝3歳)に騎乗予定で、翌週のフィリーズレビュー(3月10日、阪神、GII、芝1400メートル)ではココフィーユ(美浦、斎藤誠厩舎、牝3歳)の騎乗も決まったようだ。

 ファンの皆さんも“お気に入り”の新人をみつけて、応援してあげてください。

片岡良典(かたおか・よしのり) 東京サンスポ記者 

直感 取材

本命、時々大穴

プロフィル

東京サンスポ所属。1968年生まれ。3年間の牧場勤務を経て、94年3月から関東競馬エイトの想定班でデビューし、01年5月から東京サンスポで老体にムチ打つ?

予想スタイル

コテコテの関西弁で昭和の匂いを漂わせながら“勝負になるの?”とせっせと取材する浪漫人情派。勝って欲しい馬に◎が本音。馬券は単勝、複勝と枠連と馬連。

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