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2019.2.14 05:01

【菜七子 夢のGIへ(中)】「努力の積み重ね」競馬学校・渡邉教官もエール

菜七子らがいた32期生を担当した渡邉教官

菜七子らがいた32期生を担当した渡邉教官【拡大】

 2016年3月5日のデビューから1080日。藤田菜七子騎手(21)=美・根本=が、フェブラリーSで念願のJRA・GI初騎乗を果たす。競馬学校で指導していた渡邉雅也教官(50)は、小学生の頃から菜七子を見てきた。厳しい競馬学校時代を振り返り、GI初騎乗は菜七子の努力のたまものだと話す。

 藤田菜七子騎手がJRA女性騎手としてGIに初騎乗するまであと3日に迫った。競馬学校在学中に32期生の実技担当だった渡邉雅也教官は、美浦トレセン乗馬苑で菜七子が乗馬を始めた頃から指導。飲み込みの早さと感性の良さを感じたという。

 「小学生の頃は体がきゃしゃでしたが、センスのある子だと思いましたね。教えたことをどんどん吸収して上達も早かったのを覚えています」と当時の印象を振り返る。

 その後、渡邉教官は競馬学校に異動。菜七子らが在籍する騎手課程32期生の担当になった。

 「学校では同期の男子生徒と同じメニューをこなしていくので、体力的にはきつかったと思いますが、騎手になるという意志は固かったですね」

 体力的なハンディを克服するため、トレーニングに励んできた。

 「デビュー直後は追ってから馬がフラフラしていたが、今は下半身が安定して、追ってからも馬がブレないので騎乗技術は確実に上達しています」と菜七子の地道な努力を評価する。

 今回のGI初騎乗についても、「努力をして信頼を積み重ねてきた結果だと思います。気負わずに若手らしく、思い切って乗ってほしいですね」とエールを送る。

 コパノキッキングとともに果たす待望のGIデビュー戦。恩師の渡邉教官はもちろん、多くの競馬ファンが菜七子のベストパフォーマンスを期待している。 (片岡良典)