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2019.2.13 05:05

【菜七子 夢のGIへ(上)】師匠・根本師、馬群で「我慢」覚えたことが成長(2/2ページ)

ルーキーイヤーの2016年、菜七子(左)にアドバイスを与える根本調教師。今はその成長ぶりを実感している

ルーキーイヤーの2016年、菜七子(左)にアドバイスを与える根本調教師。今はその成長ぶりを実感している【拡大】

 実際に、菜七子も1キロ減になってから90戦、勝てずに苦しんだ。だからこそ、今回の3週連続Vには前3回と大きな違いがある。騎手として、またひとつ壁を乗り越えた証しだ。

 今回の挑戦にあたり、根本師は自身が騎乗したトモエリージェントで勝った根岸S(当時ダ1200メートル)と、5着だったGIIIフェブラリーハンデ(フェブラリーSの前身)の映像を見せた。短距離に実績がありマイルの距離に不安がある点で、コパノキッキングと重なるからだ。

 「残り1ハロンからが違った。ただ、私のは逃げ馬でコパノキッキングはどんなレースでもできる。最初から距離が長いつもりで乗らなくていい」

 デビュー4年目を迎え、菜七子はJRAで1360回騎乗してきた。「菜七子の経験値は私の時代の10年分だよ。またがっての馬の雰囲気や、スタートしてのレースのにおいを感じ、ベストと思う判断をしてほしいね」と助言を送る。

 第54代ダービージョッキー(1987年メリーナイス)であり、85年天皇賞・秋ではギャロップダイナでシンボリルドルフを撃破するなど、華やかな経歴を持つ根本師。GI初挑戦は甘くないと言いつつも、「盛り上がるだろうし、いいレースをしてほしい。もし勝ったら、私以上に“持っている”ことになっちゃうよ」と笑みを浮かべた。歴史的な週末を、師匠も待ち遠しく思っている。

★12日のコパノキッキング

 栗東B(ダート)コースをキャンターで1周半の調整。村山調教師は「ここまで順調に成長してくれました。(精神面も)だいぶ落ち着いてきた。毎回、毎回挑戦している感じでここまできましたからね」と目を細める。初めてのGIや初のマイル戦など克服すべき課題は多いが、「連勝していますし、勢いに乗ってここも突破できれば、もっと上にいけそうですね」と気合十分だった。

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