浜松オートの『GI開場66周年記念ゴールデンレース』は最終日の15日、第12Rで優勝戦(1着賞金310万円)が行われ、木村武之(44)=浜松26期=が鈴木圭一郎を振り切って17年ぶり大会2度目のVを飾った。GI制覇は17度目。1番人気に支持された青山周平は3着に敗れた。
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10線の4枠から電光石火の飛び出しだ。4周1角で先頭に立った木村武が、鈴木圭の猛追をしのいでゴールを駆け抜けた。「最高の位置だったし『勝たなきゃ』というプレッシャーがあった。Sで展開を作れたし、自分の目いっぱいの走りをしました」と“キムタケスマイル”を見せながら会心の勝利を振り返る。
「地元のGIで最高の結果。次の川口は消音マフラーになるので、どうなるか分からない。でも、自分なりにやっていくだけ」
昨年10月に通算1000勝を達成した浜松の名手が弾みをつけ、25日に開幕するGII川口記念に臨む。(佐藤雄二)