斑走路の2日目4Rに臨んだ伊勢崎の29期生・田中賢は、5枠から鋭発を切って主導権を奪ったものの、新井恵匠にはかわされて2着となった。
「スタートを出た瞬間は枠なりみたいな感じだったけど、晴れのつもりで1コーナーに突っ込みました。それでいい位置が取れた。うまく立ち上がれればいいけど、水たまりが気になってあたふたしていたら(新井)恵匠に抜かれてしまいました」とレースを振り返る。
「でも、エンジンは初日より良くなりましたよ。前節までも悪くはなかったけど、全体的に上積みが欲しくて前検日に下回りの整備をやったんです。初日は重くて回転が上がらなかったのに、セッティングをやって、その症状は解消できた感じでした。ここからエンジンをかけながらセッティングで底上げさせたい。タイヤは感触が良かったからこのままで」
初日の17日には38歳の誕生日を迎えた。「38歳の目標ですか? ランクを上げたいですね。4月からはA級1位になるので、S級に上がれるように頑張りたい。体重は言えないですけど、今は選手になってから一番太っちゃっているんです。車が伸びていかないのを痛感しているし、今年は体づくりに本腰を入れていくつもりです」と苦笑い。S級への返り咲きと、減量に取り組むことを宣言した。
大会3日目は7Rの準々決勝Bに出走。大整備でマシンは上向いているGⅡレーサーが、バースデーシリーズでの準決勝進出に意欲を燃やす。(佐藤雄二)