特別GⅠプレミアムカップ初出場の山陽32期生・高木健太郎が、10メートルオープンの1Rに臨み、1枠から好スタートを切って逃げ切り快勝。幸先よく白星を飾った。
「スタートは攻めました。最高ハンデの内枠からスタートを切ることが最近多いので慣れてきているのもあるけど、落ち着いていいスタートが切れました。でも、いくら10メートルの角度があるからといっても、先行できて勝てたことはかなりの自信につながりました」と勝因にSで先行したことを挙げた。
「前節にヘッドを換えて、手前も先の伸びも出てきている感じがあるし、エンジンはちょっとずつ良くなってきています」と部品交換を施したことで上積みを実感しながらも、「ただ、レースの後半は突っ込みの伸びがなくなりペースが上がっていない感じがある。回転の上がりを含めてまだ合ってはいない。タイム(3秒386)は悪くないけど全体的にもう少し上の動きがあると思うので、ここからセッティングをやってみます」とさらなる上積みを図る構えだ。
2月1日には区切りの通算100勝を達成した。「それは全く意識をしていなかった。それよりも、SGみたいなメンバーの中で、最重ハンデで勝てたきょうの101勝目のほうがうれしいです」と喜びをかみしめた。
大会2日目は10Rに出走。マシンの仕上がりがいい地元の快速レーサーが、再びそのスピードを見せつける。(佐藤雄二)