レースの直前に雨が降り出して湿走路となった3日目3Rは、山陽の29期生・丹村飛竜が好スタートを切ったものの、岩見貴史に抜き返され、湯浅浩にも届かず3着に終わった。
「うまく走れなかった。浜松の雨は滑りやすいから早くいかないと、と思い、焦って滑らせてしまった。そこは反省材料です」と険しい表情でレースを振り返った。
それでも良走路だった試走では3秒27をマークした。「試走の感じは良かった。フォークの部品をいろいろ換えて、足回りが良くなってきたことが大きい。もうちょっとフレーム関係をやろうと思うけど、だいぶ乗り味は良くなってきています」と手応えをつかみつつある様子だ。
準決勝も雨になる可能性が高いが、2月には当地の『サンケイスポーツ杯GⅠスピード王決定戦』を湿走路で奪取している。「スピード王のときのような逃げの展開を作れればいいんですけど、雨は一本道になるから、同ハンの中でトップスタートを切るぐらいじゃないと厳しい。朝から降って練習ができれば対策は考えますけどね」とSで展開を作ることをポイントに挙げた。
大会4日目は7Rの山陽準決勝に出走。3日目の反省を踏まえて、気を引き締めて臨む〝スーパー飛竜〟に注目だ。(佐藤雄二)