マシンの仕上げに苦しんでいた浜松の33期生・花田一輝が、ようやく手応えをつかみつつある。
前節の伊勢崎GⅠムーンライトCCは、初日から5、8着と湿走路に泣かされて早々と予選漏れ。ほぼ良走路に回復した3日目は3着も、動きが今ひとつでヘッド交換に着手した。「もともとタイヤが滑る時期は苦手ではあるんですけど、夏場になってから全く駄目。具体的には手前が出てくれないし、試走タイムすら出ない」。その後は整備に打ち込み続け、最終日7Rで2着と健闘。「欲しかった手前がやっと出てくれました」と求めていた足を引き出すことに成功した。
「地元で開催される特別GⅠだから頑張りたい。厳しい戦いですけどね」
プレミアムカップ初日は7Rに出走する。スピードは上位級の地元の新鋭が、各地の猛者がそろった大舞台に向けて腕をぶす。(佐藤雄二)