初日から1、2着と好調子だった浜松の22期生・青島正樹が、3日目5Rの準々決勝で20線からSで後手に回り、5着に終わった。
「Sが切れていないし、レースの道中もタイヤなのかエンジンが原因なのか分からないけど、アクセルを開けにくかった。初日は何の違和感もなかったんだけどなあ」とマシンにやや変調を感じ取り、首をひねった。
「初日からセッティングを変えているのも良くないのかもしれないけど、20走ぐらいやっていないのでリングを換えます。(伊藤)信夫には『S級の選手でそこまでやらない選手はいないですよ!』と言われました」と苦笑い。
「スタートも外枠の人に先行されているのが気に入らない。出た瞬間はいいけど、それから伸びていかない。部品交換でエンジンを底上げをさせて、セッティングも感じが良かった初日の状態に戻すつもり」と整備のプランを明かした。
タイヤに関しても「熱走路になりそうだし、溝が低いタイヤはレースの後半がきつくなるから高めのタイヤでいきたい。評判のいい番号のタイヤを練習で当てていく」と足回りの強化も見込める。
大会4日目は準決勝9Rに出走。49歳のベテランレーサーが、テクニックを生かし、2018年のこの大会(4着)以来となるGⅠⅠ優出に挑む。(佐藤雄二)