2日目6Rに出走した伊勢崎の29期生・渋沢憲司は持ち味のSが決まらず4着に終わったが、マシンには手応えをつかんだ様子。
「最近ずっとエンジンが良くなかったけど、前検日にヘッドを修正した効果もあったのか、その後にセッティングを進めて日ごとに良くなっています」と初日から5、4着ながらも気配は良好だ。
「求めていたブレーキの利きも良くなったし、整備は2日目をベースにする感じでいいと思います。走る時間帯だったり、気候にうまく合わせられればいいですね」と欲しかった足の上積みに成功した。
「換えたリアのタイヤはグリップ感があった。ただ、フロントのタイヤは溝が低かったせいか、少し頼りなかったので交換していきます」と足回りの強化を図る構え。
「1度目のSは良かったけど、フライングの後の2度目はフロントを浮かせてしまった。クラッチはしっかり点検していきます」と持ち味としているスタートに磨きをかける。
1月の当地GⅠシルクカップでは優出(6着)を果たしている。「そんなこともありましたね。調子が悪かったから忘れていました」と苦笑いしつつ、「そんなにうまくはいかないと思いますけど、晴れなら感じはいいので頑張りたい」と言葉に力を込めた。
大会3日目は12R準々決勝Aに出走。まずはベスト32入りに向けて飛び出しに集中する。(佐藤雄二)